ブックマーク / note.com/wakusei2nduno (6)

  • 「ずれる」ことと「あそぶ」こと | 2022年 新年のごあいさつ|宇野常寛

    【書き下ろし全ページ解説集つき】宇野常寛 責任編集『モノノメ 創刊号』 | PLANETS公式オンラインストア powered by BASE wakusei2nd.thebase.in 僕はここ数年、特にこの一年は「世間(ほんとうに僕の嫌いな言葉です)」で話題にされていることにほとんど興味がもてなくなっています。もちろん、東京オリンピック/パラリンピックにもコロナ禍にも、僕の考える有効なかたちでのコミットを模索してきました。僕は2020年(に開催されるはずだった)東京オリンピックに対しては、開催決定の段階から「自分たちならこうする」という「対案」を示すことで(建設的な)批判を加えてきました。また、僕がMCを務めるテレビ番組「フェイクバスターズ」(NHK総合)では、ワクチンについて飛び交う(今も飛び交っている)デマについて取り上げました。 正確に言えば、僕が関心が持つことができないのは、こ

    「ずれる」ことと「あそぶ」こと | 2022年 新年のごあいさつ|宇野常寛
  • オリンピックに間に合わなかった僕たちは|宇野常寛|note

    今日は今更だけどオリンピックのことについて書きたいと思う。僕のInstagramを見ている人は気づいていると思うけれど、この夏の僕は朝ではなく夜にランニングをしていた。その結果カブトムシには会いそびれ、代わりにタヌキに遭遇したのだけど、以下に掲載したのはこうした夜のランニングで撮影した国立競技場の写真だ。基的に新国立競技場の周辺は関係者以外立ち入り禁止になっているのだけれど、ここだけは外壁ギリギリまで近づくことができる。もちろん、その前には警備の警察官がウロウロしていて、とても落ち着かない場所になっている。そして、僕はこの写真をあの日にーーオリンピックの閉会式が行われたあの日の夜に撮影している。そう、これはつい数時間前までオリンピックの閉会式が行われていた新国立競技場の写真なのだ。 そして、僕はこの写真をすぐにある友人に送った。彼とはその直前まで閉会式の中継を見ながら、やっぱり悔しいよな

    オリンピックに間に合わなかった僕たちは|宇野常寛|note
  • どうやら本当に開催されてしまう東京オリンピックについて、いち市民ランナーの思うこと|宇野常寛

    2013年に二度目のオリンピックが東京にやってくると決まったとき、僕はこれをきちんと批判したいと考えた。この二度目のオリンピックには一度目(1964年前のそれ)とは異なり、なんの必然性もコンセプトも存在しないように思えたからだ。1964年の東京オリンピックは敗戦からの復興を象徴することで国威発揚を狙うと同時に、高度成長へ向けた首都東京の大改造を前提としたインフラの整備を「爆速化」するための錦の御旗だった。首都高速道路も東海道新幹線も、オリンピックに合わせて急速に整備されたものだ。この都市改造と国土開発自体の評価はさておき、少なくとも1964年の大会には議論に値する明確な意図が、テーマがあった。 しかし、2020年のそれには「何も」ない。斜陽の日に明るい話題が欲しいといった類の森喜朗的なぼんやりとした精神論と、関係企業や団体のビジネスチャンスへの即物的な期待があっただけだ。そしてそれ以前に

    どうやら本当に開催されてしまう東京オリンピックについて、いち市民ランナーの思うこと|宇野常寛
  • 『遅いインターネット』最大の危機|宇野常寛|note

  • 全力を出して走る。ただし、ゆっくりと|宇野常寛

    ここ2年あまり、僕と仲間たちは「遅いインターネット」というキーワードを軸に考え、行動してきた。ほんとうにことあるごとに、このキーワードについて書いて、語ってきたので、もう耳にタコができるくらい聞いた、その話はもういいよ、と思っている人も多いかもしれない。でも、これからしばらくはもっとそうなるはずだ。なぜならばまずは僕が「遅いインターネット」という題名のをこの1年くらい書いていて、それが来月出るからだ。 そして(実はこっちのほうが重要なのだけど)同じくこの1年コツコツと準備していた「遅いインターネット」をコンセプトにしたウェブマガジンがオープンするからだ。そもそも「遅いインターネット計画」とはこのウェブマガジンと、併設するワークショップの両輪からなるプロジェクトだ。この計画で何を成し遂げたいのか。詳しいことは、この記事や、この記事やこの記事を読んで欲しいし、何より2月に出るを読んで欲しい

    全力を出して走る。ただし、ゆっくりと|宇野常寛
    ict_in_education
    ict_in_education 2020/02/23
    1日1発の弾を1000日打ち続ける。そうすることでしたたどり着けない場所がある。
  • 戦争と、半径5メートル|宇野常寛

    いよいよ今日、「遅いインターネット」と題した僕のが発売になる。このは、前の記事で書いたように、僕がこの数年間考えてきたことをまとめたものであり、そしてこれからの活動のマニフェストだ。 かんたんに内容を紹介すると、第1章は政治と経済のことを扱っている。そして第2章はメディアのことについて書いた。この前半の2章で、いま、世の中で起きている目に見えない、しかし決定的に大きな構造の変化についてしっかり整理できるようにしたつもりだ。そして3章は、少し寄り道してーー最後まで読むとそれが寄り道ではないとわかると思うけれどーー吉隆明という思想家について書いた。最後の4章は、その上で僕の物書きとしての、メディアの運営者としてのマニフェストを記した。ものすごくマクロなところからはじまって、そしてものすごくミクロなところまで降りてきて終わるにした。ここが実は、僕がいちばんこだわったところだ。 いま、無防

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