大手企業のことしの夏のボーナスは、トヨタ自動車など業績が回復している企業を中心に増額を決めた企業が増えたことから、従業員1人当たりの平均で84万6000円余りと、2年ぶりに前の年を上回りました。 この夏のボーナスについて、経団連が東京証券取引所の1部に上場している企業のうち、従業員500人以上の企業を対象に行った調査の1回目の集計結果がまとまりました。 それによりますと、これまでに回答があった64社の従業員1人当たりのことしの夏のボーナスの平均は84万6376円でした。 これは去年と比べて、金額で5万8060円、率にして7.37%の増加で、夏のボーナスとしては2年ぶりに前の年を上回り、増加率はバブル期の1990年以来2番目の大きさとなりました。 業種別に見ますと、製造業では、トヨタ自動車がリーマンショック以降で最高の水準となる支給額を決めたことなどを反映して、自動車が前の年を14.15%上