小説すばる7月号で、フェリーニの『道』について書きました 小説すばる 2013年 07月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 集英社発売日: 2013/06/17メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る
たまむすびで「あまちゃn」の魅力について話しました!
この原稿は拙著『本当はこんな歌』に収録するために書かれましたが、歌詞の版権の問題で掲載できなかったものです。 本当はこんな歌 作者: 町山智浩出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2013/05/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (19件) を見る『荒川アンダー・ザ・ブリッジ』という漫画があるが、「アンダー・ザ・ブリッジ」といえば思い出すのは橋下知事じゃなくて、レッド・ホット・チリペッパーズの1991年の大ヒット曲だ。 レッチリはアンソニー・キーディスのラップ調ボーカル、フリーのファンクなベース、ヒレル・スロヴァクのパンクなギターで、いつも上半身裸で跳ねる騒がしいバンド、というイメージだったので、バラード「アンダー・ザ・ブリッジ」は意外だった。 哀愁のアルペジオで始まり、ローリング・ストーンズの『無情の世界』を思わせる聖歌隊風コーラスで盛り上がる
少し前、猪瀬直樹を脅迫して捕まったおっさんが逮捕されたが、 その動機は「とにかくテレビを見ていると猪瀬は偉そうで偉そうで、ムカムカしてどうしようもなかった」というものだった。 そのオッサンに政治的、思想的背景は特になかったと報道されたと思う。 猪瀬の思想や意見ではなく、猪瀬の立ち振る舞いが普通の市民を犯罪に走らせたのだ。 オイラはオッサンは被害者だと思う。 犯罪に走るほどムカムカさせた猪瀬のほうが加害者なのだ。 言論人でもない一介の市民がテレビでエラソー光線を発射して攻撃してくる猪瀬から心を守るには脅迫しかなかったのだ。 なぜなら猪瀬は全身から「オレは利口でお前らはみんなバカだ光線」を発してるから、見るだけで非常に傷つけられてしまうのだ。 猪瀬の態度は不特定多数への侮辱罪として有罪にできないんですか? オイラも、そのオッサンと同じく猪瀬の本など一冊も読んだことないし、テレビで言ってる政治や
本日発売の月刊サイゾーで、アカデミー最優秀ドキュメンタリー賞候補になった『How To Survive A Plague(疫病から生き延びる方法)』について書きました。 80年代、死の病と言われたエイズをコントロールするまで、感染した患者たち、その支援団体、ワクチン開発者たちの戦いを描くドキュメンタリーです。 80年代初め、治療法のない病気エイズが流行する。次々と死者が増えても時のレーガン大統領は何の対策もしないばかりか、公の場でエイズという言葉すら口にしない。まるでそんな病気は存在しないかのように。 少数派であるゲイの人々を救うために、票で動く政治家たちは動かない。 すでにエイズに感染した人々は、一刻も早くワクチンを開発させ、認可させるため、世間と政府の目を開こうと命がけの戦いを始めた。
予測不可能ホラー映画『キャビン』は今週末公開です! 劇場用パンフレットには町山智浩が、映画を既に観た人のための解説をしてます! 『キャビン』論 映画を観終わった後で、お読みください 町山智浩 映画を間違えたかな?と思った人は多いだろう。 オープニング、ワイシャツにネクタイの中年男ふたりがダラダラと世間話をしながら、大きな研究所のような建物の中をカートで走り始めるからだ。 あれ? 森の中の山小屋を舞台にしたホラー映画を観に来たはずなのに、おかしいな。 そう思うと、いきなりダーンとCABIN IN THE WOODSのタイトル。そして森の小屋に遊びに行く5人の若者たちが描かれる。ごく普通のホラー映画のように。じゃあ、さっきの研究所は何だったのか? 観客は最後までその謎と格闘し続ける。 『キャビン』は『スクリーム』(96年)以来ひさびさのホラー映画脱構築映画の傑作だ。 『スクリーム』の舞台となる
本日発売の週刊漫画アクションで、町山が連載していたコラムが最終回になります。 最後なので、漫画アクション連載の漫画が原作で、双葉社が製作費を出資した映画『鈴木先生』について率直な批評を書きました。 掲載された文は自分で短くしたものですが、以下に、短縮する前の原文を掲載します。 必ず、映画『鈴木先生』鑑賞後にお読みください。 ★UP後、思うところあり、補足しました。特に最後の太字の部分。 1987年、『八月の鯨』という映画で、リンゼイ・アンダーソン監督は、主演女優リリアン・ギッシュ(当時94歳)の顔を大きく捉えたショットを撮影した後、「ギッシュさん、ありがとう。おかげで素晴らしいクロースアップが撮れました」と言った。すると共演の女優ベテイ・デイヴィス(当時79歳)はこう言った。 「そうよ! 彼女が発明したんだもの」 正しくは、リリアン・ギッシュがクロースアップを発明「させた」のだ。 劇映画が
今年もいつものようにアカデミー賞を予想します。 作品賞 本命『リンカーン』部門賞最多ノミネートのため 対抗『アルゴ』再評価の動きが日々、盛り上がっているため 監督賞 本命 スティーヴン・スピルバーグ『リンカーン』 対抗 ミヒャエル・ハネケ『愛アムール』候補者中、スピルバーグの次のビッグネームで未受賞者 主演男優賞 本命 ダニエル・デイ・ルイス『リンカーン』鉄板 主演女優賞 本命 ジェシカ・チャステイン『ゼロ・ダーク・サーティ』しかし、映画が政治的に批判されているのがリスク 対抗 エマニュエル・リバ『愛アムール』85歳で介護を受ける老人を体当たりで演じた 大穴 ジェニファー・ローレンス『世界でひとつのプレイブック』 助演男優賞 本命 トミー・リー・ジョーンズ『リンカーン』頑固な反人種差別の政治家サッデアス・スティーヴンスを愛すべき男として表現 助演 本命 アン・ハサウェイ『レ・ミゼラブル』髪
藝人春秋 作者: 水道橋博士出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/12/06メディア: 単行本購入: 54人 クリック: 1,028回この商品を含むブログ (69件) を見る 水道橋博士著『藝人春秋』、著者から「好評すぎるので、気になるところを指摘してほしい」と言われたので、徒然に感想を書かせてもらいます。 『藝人春秋』は、水道橋博士が15人の人々の裏話を書いた本で、書名の元になった『文藝春秋』はもともと文壇のゴシップ雑誌だったから、単なるダジャレではない。 15人の内訳は、そのまんま東、石倉三郎、草野仁、古館伊知郎、三又又三、堀江貴史、湯浅卓、苫米地英人、テリー伊藤、ポール牧、甲本ヒロト、爆笑問題、稲川淳二、松本人志、北野武……って、芸人は7人しかいないじゃんか! では、この15人をくくる枠は何か、といえば、「過剰な人々」ということだろう。過剰ということでいえば、古館氏などを除
たまむすびで「ジ・インポスター」というドキュメンタリー映画について話しました。
「町山智浩の映画塾」がYouTubeでも観られるようになりました! http://www.youtube.com/user/WOWOWofficial 「トゥルー・グリット」 「スターシップ・トゥルーパーズ」 「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」 「英国王のスピーチ」 「トラフィック」 「スパルタカス 復元版」 「大人は判ってくれない』 「ジュラシック・パーク』 「ザ・タウン」 「ゾンビ」 「その男、凶暴につき」 「インファナル・アフェア」 「男たちの挽歌』シリーズ 「プロデューサーズ」 「ソーシャル・ネットワーク」 「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」 「イップ・マン 序章/葉問」 「孤独な場所で」 「トイ・ストーリー」シリーズ 「ティーンエイジ・パパラッチ」 「奇人たちの晩餐会USA」 「ロード・オブ・ザ・リング」トリロジー 「ボードウォーク・エンパイア」
別冊映画秘宝 アメコミ映画完全ガイド スーパーヒーロー編 (洋泉社MOOK) 出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2012/06/27メディア: ムック購入: 26人 クリック: 680回この商品を含むブログ (5件) を見る「別冊映画秘宝・アメコミ映画完全ガイド・スーパーヒーロー編」が届きました。 僕は何も書いてないんですが、スパイダーマンとアベンジャーズ、Xメンを中心に、アメコミ映画の見方をコンパクトにまとめた、よくできた本です。 1500円という定価は高く感じるかもしれないけど、アメコミの膨大なバックグラウンドが、誰でもすぐにわかるようにダイジェストされていて便利です。 バットマン関係については7月下旬に続編「ダークヒーロー編」が出るとのこと。
ロフトプラスワンのトークショーのビデオが再配信中です。 出演 町山智浩、柳下毅一郎、平山夢明、三留まゆみ、高橋ヨシキ、パトリック・マシアス。 スペシャル・ゲストの「モテキ」大根仁監督は1時間38分目くらいで登場です! http://bit.ly/N8U1lZ
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