楽天koboが電子書籍事業に参入して1年。同事業を担当する役員の舟木徹氏が3日、東京国際ブックフェアでこの1年を振り返った。事業の総扱い高は順調に伸びてきているとしながらも、電子書籍端末の伸び悩みについて「当初の計画値が(高すぎて)間違っていたと思います」と率直に答えた。楽天のブースでは、日本で未発売の電子書籍端末「kobo aura HD」とタブレット端末「kobo arc」が参考展示されていた。 会見は楽天ブックスと楽天koboが共同で出展したブースで、舟木氏が記者の質問に答える形で行われた。電子書籍端末の伸びが遅いのではという問いに、「当初の計画通りでないのは事実。(コボタッチなどの)専用端末を発売することから始めたが、アンドロイド/iOSアプリを出し、今後はPC向けにマルチデバイス対応をして、新規顧客を獲得していきたい。スマホの普及率が他国に比べて高い日本では、スマホ/タブレット系