最近のソフトウェアは大規模・複雑化してきています。このようなソフトウェアでは、機能のすべて網羅する組み合わせ数は膨大です。このため、ソフトウェアテストでは、テストケースは多くなり過ぎて、テスト実施が不可能になることがあります。 このような場合、組み合わせの網羅性を確保した上で、テストケースを実行可能なレベルまで少なくすることが、テスト実施のさいの課題となります。 この課題を解決する手法が、「直交表」と 「All-Pair法」 (別名 Pairwise法) です。 直交表と All-Pair法は、組み合わせテストケースを合理的に削減するために使われます。直交表と All-Pair法で作成したテストケースでは、 2因子間網羅度が 100% であることが特徴です。