「かるたの甲子園」と呼ばれ、毎夏、大津市の近江神宮で開かれる 「全国高校小倉百人一首かるた選手権大会」の出場者が近年、大幅に増加している。 27、28日開催の今回は、団体戦48校、個人戦994人でいずれも過去最多。 かるたが題材の漫画「ちはやふる」の人気を受けての傾向で、大会事務局は 「かるたに取り組む高校生が増えるのはうれしいが、運営上はほぼ限界」 と悲鳴を上げている。 大会は全日本かるた協会などが主催。百人一首一番を詠んだ天智天皇を祭り、 「かるたの聖地」とされる近江神宮で開催されている。 第35回の今年は27日が団体戦で、41都道府県の代表46校と上海日本人学校、ボストン日本語学校が出場する。個人戦は数年前までは400人台だったが、一昨年は600人台、昨年は約800人に増えた。28日開催の今年は千人近くがエントリーしたため、同神宮だけでは会場が足りず、県立武道館や市内のホテルなど4会