詐欺事件で服役している元タレントの羽賀研二受刑者が、被害者の賠償にあてられる不動産の差し押さえを免れるため、妻に財産分与したように装ったとして、警察は、強制執行妨害などの疑いで逮捕する方針です。 羽賀受刑者は、未公開株の売買をめぐる詐欺事件で知り合いの男性から3億7000万円をだまし取ったなどとして懲役6年の実刑が確定し、現在、服役しています。 3年前、裁判所から被害者の男性におよそ4億円を賠償するよう命じられ、その2か月余りあとに財産分与していたということです。 警察は、男性の告発を受けて捜査を進めていましたが、財産分与は差し押さえを免れるための偽装だったとして、強制執行妨害などの疑いで逮捕する方針です。