1974年に女流棋士の第一号となり、初代女流名人、初代女流王将などタイトルを通算7期獲得した蛸島彰子女流六段。しかし、その道のりは平坦ではなかった――。 「女は将棋に向かない」「やっても無駄だ」という根強い神話があり、自分が負けると「だから女は」と言われてしまう。それでも挫けず盤に向かい、女性の仲間を増やしてきた。 女性の進出が早かった囲碁界 確かに将棋界において、男女の実力差は今現在、歴然としている。しかし、それはどうしてなのか。 「お隣」の囲碁界に目を転じると、男女の実力差はここまで開いていない。男女が同じ条件で戦い、待遇面も同等だ。 おそらく、これは歴史から来るのだろう。囲碁界における女性棋士の歴史は長い。幕末から脈々と女性棋士はおり、活躍してきた。囲碁界の運営にも関わり、発言権も強かったと聞く。 一方、将棋界では戦後生まれの蛸島彰子が第一号なのだ。女性たちの参入が、だいぶ遅れた。そ
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