『アメリカの私立大学の授業料は、日本よりずっと安い！ー就活ルールから自由に（4）』アメリカの私立大学の授業料は、日本よりずっと安い！ー就活ルールから自由に（4） | 小塩丙九郎の歴史・経済ブログ 先月のお盆が明けたての17日に、アメリカのニューヨーク大学の医学部が、全医学部生について5万5千ドル（およそ6百万円）の授業料を全額免除すると入学式の場で突然発表して、参加していた新入生が大歓声を上げるという衝撃的な映像がテレビニュースで流されました。 で、背後のアナウンサーの声は、「アメリカでは近年授業料が高騰して、学生が多額のローンを抱えて苦悩している。これは快挙だ」というような解説を流しました。そして日本では、「日本の大学も金儲けばかり考えないで、ニューヨーク大学に倣って授業料を安くしろよ！」といった声が飛び交っています。 けれども、これはアメリカの実情を正しく報道してはいません。日本のニュース番組が昼間のワイドショー化しているという、一つの現われです。真実を伝えるという
