これまでJ2SE 5.0で導入されたEoDとしてAutoboxing/Unboxing、可変長引数、列挙型、拡張for構文などをとりあげてきた。これらEoDは従来の機能へのSyntax Sugarであることを紹介した。これらEoDは比較的ソースコードの記述の視点に基づいたEoDだといえる。 JavaはJ2SE 5.0からGeneric Javaが導入され、そのプログラミングスタイルに変化が表われている。これは好む好まずに関係なく、Javaを扱う上で習得しなければならない機能のひとつとなった。今回からしばらくの間は、いままで紹介したEoDとは一風異なるGeneric Javaについて紹介する。 ジェネリックプログラミング Javaはオブジェクト指向のプログラミング言語だ。文法はC/C++によく似ていて、静的で強い型付けを行うプログラミング言語に分類される。ジェネリックプログラミングは、こうし