その土地にしかないかわった食文化というものはどんなところにでもあるとは思う。 しかし常に県外の人々の注目を集め「かわってる」と驚かれ続けている、なにかが他の地域とは違う、という状態をキープし続けているのは名古屋しかない。 かわっている食文化に県外の人々が慣れることがないのだ。すごいことだと思う。私は常々憧れている。 「名古屋メシ」とも言われるそのかわった食文化のなかで、近頃さらにひねりを加えた食べ物があるときいて3軒の店をめぐってきた。 モツ煮込の味噌はデミグラスソースっぽくなり、ういろうは新感覚に、そして小倉トーストは鉄板に乗っていた。 やはり名古屋はまったく格が違う。