安倍総理大臣は、日本の総理として初めてキューバを訪れています。この歴史的訪問での大きな狙いは2つです。1つ目は、キューバと北朝鮮が友好関係にあることから、核やミサイルの北朝鮮問題で協力を要請すること。2つ目はアメリカとの国交回復で、日本にとっての市場の拡大を見込んだ経済協力を強化することです。 キューバに到着した安倍総理が首脳会談の前に真っ先に向かったのは、前の国家元首のフィデル・カストロ氏の自宅でした。フィデル・カストロ氏は依然として人気が高く、影響力があります。キューバが旧社会主義陣営の国で北朝鮮の友好国であることを踏まえ、安倍総理は核実験やミサイル発射に対する制裁強化に向けた協力を呼び掛けました。フィデル・カストロ氏は「日本とキューバは核のない世界をつくることにおいて一致している」と述べたということです。安倍総理はその後、フィデル・カストロ氏の弟で今の国家元首のラウル・カストロ国家評
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