忘れ物を繰り返したら給食のおかわり禁止――。埼玉県桶川市にある中学校の一部クラスで、こうした「ルール」が校則とは別に設けられていたことが毎日新聞の取材で判明した。学校生活の問題を解決しようと、クラスごとに独自のルールを考える取り組みの中で生まれたという。生徒たちの声を反映している半面、戸惑う生徒や疑問視する保護者もいて、学校の試行錯誤が続いている。 この学校の男子生徒(13)は昨春の入学早々、校則が列挙されたプリントを受け取った。続いて担任教諭から数々の「ルール」を口頭で告げられ、その内容に驚いた。 「忘れ物を複数回したら給食のおかわりをしてはならない」 「班の全員が次の授業の準備ができるまで(授業間の)休憩に入ってはならない」 男子生徒によると、ルールを破ったら担任に報告がいくことになっていたという。自身は次の授業の準備が遅れ、トイレに行かせてもらえないことがあった。 「生徒同士で監視し
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