(CNN) ウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊の町ブチャで起きた残虐行為をめぐり、米国は実行に当たったロシア軍部隊の特定が可能だとみていることが分かった。最新の情報に詳しい米当局者が明らかにした。 この当局者は、関与者の特定は米情報機関にとって「きわめて優先順位が高い」と説明している。 残虐行為が明るみに出て以降、米国はあらゆるツールや資産を駆使して情報を収集・分析する作業を進めており、現在は関与者を「絞り込んでいる」段階だという。 この当局者によると、米国が調査結果を公表するかどうかは定かでなく、ウクライナに決定が委ねられる可能性もある。 米国はまた、虐殺発生時に複数のロシア軍部隊や戦闘員集団がブチャにいたことを示している可能性のある情報についても分析している。ロシアのある部隊が撤退し、別の部隊が到着した際に残虐行為の一部が起きた可能性がないか判断しようと試みているという。
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