ロシアのウクライナ侵攻で原油高が加速した。「令和の石油危機」ともいえる原油高の日本経済へのインパクトはどれほどの大きさだろうか。昭和の2度にわたるオイルショックと比べると、測り方によっては今回のほうが厳しいかもしれない。原油などの輸入価格の急激な変動に伴う購買力の実質的な変化を測るのが「交易利得」だ。2021年10~12月期の交易利得は9兆5000億円のマイナス、つまり「交易損失」だった。貿易
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円の総合的な実力が約50年ぶりの水準に低下した。国際決済銀行(BIS)が17日発表した1月の実質実効為替レート(2010年=100)は67.55と1972年以来の低水準となった。実質実効レートの低下は円安と物価低迷が相まって円の対外的な購買力が下がっていることを示す。原油など国際商品価格も高止まりしており、輸入物価の上昇を通して消費者の負担が増すマイナス面も目立ってきた。BISによると、1月の
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