Blender 3.0では、2011年12月にリリースしたバージョン2.61から搭載していたレンダリングエンジン「Cycles」を「Cycles X」に一新。Cyclesよりも2~8倍速く、レンダリングの処理速度が向上しているという。 一方で、保守が困難になったとの理由で、AMD製GPUなどで利用されていたOpenCLレンダリングは未対応に変更。代わりに単一のソースコードからAMDとNVIDIA製GPUに対応したアプリケーションを作成できる「HIP」を利用することで、AMD製GPUでもCycles Xを利用できるとしている。 他に、ノイズ除去機能「OpenImageDenoise」をバージョン1.4にアップデート。ローポリゴンモデルの影を滑らかに表現する機能「Shadow terminator offset」には、影の乱れを減らすための新しいオプションを追加するなど、複数の機能を更新してい