売上総利益(粗利益)とは?損益計算書の売上総利益・粗利とは?損益計算書上の「売上総利益」は売上から売上原価を差し引いた金額です。本業で得られた利益を示し、「粗利益」とも呼ばれます。製造業の場合は売上原価の代わりに製造原価が差し引かれます。 計算方法と具体例売上総利益(粗利益)の計算方法は以下の通りです。 例えばスーパーマーケットなどの小売業の場合、原価1,000円の商品300個を1,500円で販売して完売した場合、売上総利益(粗利益)は15万円(500円×300個)となります。売上総利益が高いと「本業で順調に利益を上げられている」と考えられます。 粗利益の計算には売上原価が用いられますが、製造業の場合は人件費を含む「製造原価」が用いられます。小売業では人件費は「販売費」になるため売上原価に含まれないのに対し、製造業では人件費は製造原価に含まれます。