デイリーポータルZの5周年企画で風船を追いかけて石川県金沢市までいってきた。せっかく金沢までいくので、なにかおもしろいものはないかと石川県出身の友人に聞いてみたところ、金沢からさらに北にいったところに素敵な石彫があるという。 なんでも以前に住さんが「マンガの中の笑い声」という記事で集めていた漫画的な効果音がそのまま石彫になっているのだという。 なんだかよくわからないので、とりあえずいってみることにした。 (text by 玉置 豊)
マクドナルドで何が好きかと聞かれたら、迷うことなく「ポテト」と答える。 あのフライドポテト、定期的に食べたくなる魅惑の味というか、他のファーストフードチェーン店の物とは一線を画す風味というか、ちょっと独特な存在感を放っているように思えてならないのだが、気のせいだろうか。 だってアレ、ただ油で揚げて塩を振っただけの味とは明らかに違うと思いませんか。「塩と一緒に何か魔法の粉でも振ってんのか?はたまた特別な揚げ油を?」と、つい疑いたくなるような味というか、なんというか…。 ま、いつまでもこんなことを考えていたってしょうがない。ここはひとつ、自力でマックのポテトに近いものを作ってみようじゃないか。 (text by 高瀬克子)
以前に神田川の分水路をボートで進んだのと同じ日、東京の珍しい水辺スポットもいくつか回っていた。 今日はその中から2つ、第六台場と扇橋閘門(おうぎばしこうもん)をご紹介したいと思います。 (text by 三土たつお) まずは第六台場へ 江戸末期の黒船来航に驚いて作られた6つの台場のうち、現在に残るのは第三台場と第六台場の2つだけらしい。 そのうち第三台場の方は台場公園として整備されていて、当時の砲台跡なども残っているとのこと。 一方、第六台場はレインボーブリッジの脇の小島になっていて、陸からは辿りつくことができない。 →地図 今日はせっかくボートに乗っているのだから、ぜひともその未踏の地に上陸してやろうではありませんか、というわけです。
東京の神田川を眺めていると、たまに地下トンネルへの入口のような穴がぽっかりと開いていることがある。分水路の入口だ。 分水路というのは地面の下に作られた人工の川で、道路で言うとバイパスのような役割があるらしい。つまり、台風などで増えた水量を吸収し、洪水をふせぐ目的がある。 ただし、いまはそんなことはどうでもいい。 あのまっくらな穴の中に入ってみたい。 なんだか洞窟の探検みたいでおもしろそうだ。中はどんなふうになっているんだろう。そして出口はどこに抜けているのか? 長年の夢を実現してきました。 (text by 三土たつお) プロの方の船に乗せてもらう じつは、神田川の分水路には以前ちょっとだけ入ったことがある。 個人的に、神田川を手こぎのゴムボートで遡ったことがあって、その際に入口から中をのぞいてみたのだ。水路は奥のほうまでずっと続いていて、しかも明かりがまったくないので本当にまっくらだった
いま生命保険にひとつもはいってない。38歳会社員(既婚)としてまずい気がする。 そういえばニフティには保険のサイト(保険アドバイザー)があった。あそこから申し込めば、社内の評判もちょっとはよくなるかもしれない。ついでにそのようすを記事にしたらどうかと言われたが、そういう宣伝っぽいのは書けないのでお断りしようとしたら、 「保険をハトに選んでもらったらいいじゃん」 とのアイデア。なるほど、それは盛り上がりそうだ。ポポー1億!ポー定期!なんて。 でもほんとにそれでいいのだろうか、僕の人生。(林 雄司) 河原にいるハトが食べた豆で保険金額を決めます 保険金額を書いた皿に豆を入れ、いちばん最初にハトがきた皿の金額の保険に入るという方法である。撮影場所はいつもの多摩川の河原(神奈川県)である。 保険は高度な数学を使って保険料を算出していると聞いたことがあるが、その高度な数式もハトの気まぐれの前では台な
京都に、極太のうどんを食べさせる店があるという話を聞いた。ずいぶん前に聞いた。 聞くところによると、極太のうどんが1本、どんぶりに入っただけなのだという。具も一切入っていないらしい。 「それは是非、一度食べてみなければ」と思いながら、幾年月。 先日、ついに憧れのうどんを食べてきました (高瀬 克子) 1年ごしのリベンジです この名物うどんを食べさせてくれるのは、北野天満宮の近くにある「たわらや」という店。 実はこの店には去年も来ている。やはりコネタにしようと店を訪れたのだが、待っていたのは「もう太いうどんは売り切れましたんや~」という無情なひとこと。 そんなわけで、今年は早めに出かけた。早すぎたので北野天満宮でブラブラ時間を潰したほどである。気合い入りまくりだ。
基本コンセプト 川には人が渡るための橋以外にも、水を渡すための橋、というかパイプも架かっている。水管橋と言うらしい。 中には水が通っている。 その両端に、放射状のトゲトゲしたものが付いているのをよく見かける。 これが何であるかは、たぶんまぁ、見ての通りだ。 「渡るな」 ということを見た目で示すと共に、ある程度は実力行使でそれを防ぐもの、だろう。機能的にはいたってシンプルな物だ。 しかし、よく考えてみると(考えなくても) これが人が渡るための橋ではないことくらい分かる。 うっかりしてたってこれは渡らないだろう。 と言いつつ、渡りたくなる気持ちもよくわかる。 「いけそう?」 「いけるかな?」 「滑るかなぁ。」 そんなことを考えてるうちについ第一歩を踏み出してしまいそうになる…。 それを防止するためのアイテム。 と、よく考えてみるとかなり低レベルな警告を発している物体。なにやらちょっと素敵に思え
去る2年前。2007年のことになるが、東京都の下町、墨田区に東京タワーのおよそ2倍の高さとなる新東京タワーができると聞いて、なんだか驚いた僕は建設前の現場をリポートした。 完成前に新東京タワーの建設予定地を見ておきたいと思ったのだ(初出:2007年6月4日) 詳しくはその時の原稿を見ていただくとして、当時、地元の人も含め東京の人は、この地に高さ610mのタワーが建つと聞いてやや驚いた。東京タワーと言えば、東京の象徴とも言える施設だ。それが、下町のこぢんまりした街にいきなりやってくると考えていただければ良い。地元じゃ大ニュースだ! と踏んだ僕はさっそく現場に向かった。 しかし、僕の想像とは裏腹に、墨田区押上の街は実にのんびりとしていて、商売っ気のかけらもなかった。 完成は2011年なのですが、今年2009年はちょうど建設まっただ中。そこで、現在は当時と比べてどのように街が変化しているのか、気
山道をドライブしていると、斜面に沿って金属の太いパイプが上から下に延びているのを見かけることありませんか? それは水力発電所に水を送っているパイプで、高いところから水を一気に落とし、その勢いと圧力で水車を回して発電しています。したがって内部には強い圧力がかかるため、強度の高い鉄が使われていて、水圧鉄管と呼ばれます。 最近、この水圧鉄管の魅力に気がついてしまい、見かけるたびに写真を撮っていたのですが、山ではないふつうの街中をぶっとい鉄管が突き抜けている場所を見つけました。 かなりインパクトのある光景なので、ぜひ見てみてください。 (萩原 雅紀) 水圧鉄管がかっこいい 日本にどのくらい水力発電所があるのかは分かりませんが、水圧鉄管はちょっと山道を走れば割と簡単に見つけることができます。山の斜面の途中から急に姿を現し、一直線に下って行く鉄管。のどかな光景の中に走る、あからさまに不自然な緊張感がた
いぜん「共食いキャラクターを鑑賞する」という記事を書いたが、その第二弾をおとどけしたい。 すでに「韓国編」もお届けしており、クラブ活動も行ったことからもうすうすお察しとは思うが、この共食いキャラ収集はぼくのライフワークになりつつある。気がつけばパソコンの中の写真フォルダは彼らで一杯だ。定期的にはき出さないとなんか呪われそうだ。 今回はそのハードディスクいっぱいの共食いキャラコレクションの中から、ブタモチーフのものをご覧いただきたい。 供養の意味も込めて、お付き合いください。 (大山 顕) 共食い界のキング・ブタさん 共食いキャラとは食べ物やさんなどの店頭でお目にかかれる、キャラクター化された食材のこと。トンカツ屋のブタさんのコックなどが有名だ。 自らを食べろ、と呼びかけなければならないつらい任務を担わされた哀れな彼ら。ぼくの長年の鑑賞経験からすると、その悲哀を最もよく表しているのはブタさん
かっこいいとはどういうことか その定義すらわからぬまま、僕たちはかっこいいものに惹かれてきました ここでは「かっこいい」にこだわり続ける写真家6人に、それぞれの思うかっこよさを表現してもらいます かっこいいとはどういうことか 人類最大の疑問に今、答えが見つかるかもしれません
カップヌードルのあの肉があの肉じゃなくなる。世界に衝撃を与えたニュースだ。 あの肉がもう食べられなくなる。 正方形に形取られた肉、お湯が浸透しきらずに中心部がしゃりっとする肉、濃いめの味がアクセントになる肉、何の肉か分からない肉、みんな大好きなあの肉が食べられなくなる。 このまま食べられなくなるなんて嫌だ。心底満喫して別れを告げたい。 (尾張 由晃) カップヌードルのあの肉は、だいたい五個 そのニュースを聞いて僕はすぐにカップヌードルを買いに走った。良かった、押すな押すなの争奪戦はまだ始まっていない。いち早く駆けつけたのが功を奏した。現代は情報勝負だ。あの肉入りカップヌードルを買うことに成功し、悠々と家に帰る。
本当の味噌カツ (三重県津市上弁財町17-108-1) 「名古屋VS三重の味噌カツ戦争」より 焼きうどん (大阪市平野区加美正覚寺1-21-18) 「うどん屋の焼きうどんが美味い」より 各国料理 (横浜市中区新港2-3-1 JICA横浜3階) 「世界の料理が格安で食べられるレストラン」より 餃子の満洲の餃子 (所沢市松葉町12-6) 「君は「餃子の満洲」を知っているか」より 馬肉ラーメン (山形県長井市) 「山形の馬肉ラーメン食べ歩き」より 秘密のへんなスパゲティ (神奈川県横浜市南区宮元町3-55) 「へんな洋食屋の『秘密のへんなスパゲティ』」より 焼豚玉子飯 (愛媛県今治市) 「今治・焼豚玉子飯は甘かった」より 馬鹿鍋 (神奈川県横浜市中区野毛町1-24) 「本当に馬鹿な鍋を食べてみた」より 葛西ラーメン (東京都江戸川区葛西) 「メガネ曇る問題と向き合う、葛西ラーメン食べ歩き」より
先日「風雲コネタ城」に書いた有楽町にあるダンジョンの記事が思いの外みなさんの興味をひいたようなので、ちゃんと紹介したいと思う。東京の人も案外知らないこの不思議空間。一度は行った方がいいよ、ほんとに。 (大山 顕)
「スーパーで売っているうずらの卵にはなんと有精卵、つまり温めるとヒナがかえる卵が混ざっているらしい」 そんな衝撃ニュースの真偽を確かめるために、僕が母鳥の気持ちになって、スーパーのうずら卵を、毎日大切に大切に温めました! さて、その結果はどうなった!? (text by 加藤まさゆき) 兄(まさはるBR)からウズラ情報を聞く 僕には、まさはるという名前の年が離れた兄がいて、奇遇なことに同じ理科教師をやっている。まあ、兄弟元々仲が良いので、ちょびちょびと電話をして教材の情報などを交換し合うのだが、先日、まさはるBR(ぶらざーまさはる、とお読み下さい)から、驚きの情報を入手した。 「知ってるか? スーパーで売ってるうずらの卵って温めるとふ化するんだぞ」 なんですと! なななな、なんですと!! そんな超衝撃ニュースを聞いて放っておける僕ではない。矢も盾もたまらず、即座に実験に取りかかった。 スー
先日、ちょっと用事があって九州に行きました。まず鹿児島に行き、午前中で用事が済んだので、その日の宿がある博多に向かうことにしました。 できたばかりの九州新幹線に乗ることも考えたのですが、時間もあったのでどこか寄り道しようと時刻表を見ていたら、おもしろそうな列車を見つけたので乗ってみることに。 そして、それは本当に楽しい特急列車と各駅停車でした。 (萩原 雅紀) 新幹線で50分のところを4時間かけて回り道 鹿児島中央駅から博多駅に向かうとき、九州新幹線に乗ればいまのところの終点である新八代駅までおよそ50分、新幹線がまだ工事中の新八代駅と博多駅の間は「リレーつばめ」という特急で1時間40分。合計して2時間半で移動できます。ふつうに「路線検索」したら、それ以外の選択肢は出てこないでしょう。 そこを新幹線を使わずに、ローカル線の特急と普通を乗り継いで、新八代まで4時間かけて向かうルートがあるので
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