[東京 5日 ロイター] -自衛隊と米軍の制服組が連携を深めているのとは対照的に、日本の安全保障の政策担当者は、同盟に対する米国のコミットメントに確信を持てずにいる。 2月5日、安倍政権は防衛予算を増額し、集団的自衛権の行使容認を目指しているが、その裏には米国の軍事負担を減らすことで、日本への信頼をつなぎとめておきたいという思惑も透けてみえる。写真は地対空誘導弾パトリオット(PAC3)。昨年4月、都内で撮影(2014年 ロイター/Issei Kato) 安倍晋三政権は緊張が高まる中国・北朝鮮をにらんで防衛予算を増額し、集団的自衛権の行使容認を目指しているが、その裏には米国の軍事負担を減らすことで、日本への信頼をつなぎとめておきたいという思惑も透けてみえる。 <米の戦う姿勢が後退> 1月27日、自衛隊と米軍の司令官が横田基地(東京都福生市)の地下壕に集まった。パソコンとモニターがずらりと並ん