ユウさんがトイレに行かなくなったのは小学校4年生の頃から。水を全く飲まないか、飲んでも一口だけで登校していました。 水筒の水が減っていないことは、母親に気づかれました。 「あまりのどが渇かないんだよね」 そう、うそをついていました。のどが渇かないはずはなく、体育の時など何度か脱水症状になりました。 トイレに行きたくなかった理由はただひとつ、女子トイレに入ることが嫌だったからです。 トイレが男女に分かれた小学校に入学してそう思うようになりました。 入学してすぐ、ユウさんは自然と男子トイレに入りました。ところが…。 「男子トイレに入ったのを見た同級生に、『違うよ』と言われてしまったんです。それで、自分は『女の子』なのだとわかりました」 そこでしばらく女子トイレを使っていましたが、自分は男子だと思っているのに、女子であることを認めるような気がしたし、何より、恥ずかしかったのです。 恥ずかしさをお
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