英国の国民投票がEU離脱を支持 英国のEU離脱を問う国民投票が実施され、EU離脱(brexit)が支持されることになりました。 投票当日まで残留派が優勢と伝えられていたため、金融市場は予想を裏切られて、大きく反応しました。 ポンド円は前年の190円超の水準から大きく調整した150円台の水準にあったにもかかわらず、一時は133円まで20円超の値幅を伴って下落しました。株式市場の反応も大きく、日経平均株価は、1,286円の大幅下落しました。 このように大きな影響を金融市場に与えて、今後も議論が波及しそうな英国の国民投票の位置づけをまとめておきます。 国民投票に法的拘束力があるのか? この問題に関してまず気になるのは、国民投票の結果をどの程度尊重しなければならないのかということでしょう。 そもそも、英国の議員は大半はEU残留派です。法的な拘束力がなければ、離脱プロセスが進まなくなる可能性がありま