たとえば電子書籍の適当にティーンズラブの漫画を選んでそのレビューを見てみると、二次元が人生の全てであるかのように思ってそうなことが読み取れるオタクのレビューと違って、あくまで暇つぶしとして作品を消費しているような態度を感じる。 オタクみたいにキャラ名を出して、それに対して叙述するようなレビューがない。 キャラクターの属性、男性女性とか、先生生徒とか、そういう一般名詞を主語として叙述している傾向がある。 これは彼女たち?にキャラ萌えの概念がないという証左だと思う。 あるいは客観的な立場で作品を鑑賞している。 夢女子のように作品世界に自分を投影していって現実と虚構との境界が融解している人間ほど、その感想には作品の固有名詞が並ぶ傾向があるだろう。 「~くんが~ちゃんを~屋でキスをじらすシーンチョーサイコー」みたいな。 しかし彼女たちのレビューでそのような内容は見かけない。 むしろ「作家買い」みた