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ブックマーク / yashio.hatenablog.com (5)

  • システムをハックする首相 - やしお

    安倍首相・内閣の言動がはちゃめちゃだとするなら、「どんな風にはちゃめちゃなのか」というより「どうしてはちゃめちゃが成立するのか」の方に興味があるし、「首相は愚かだ」と嘆くよりは「愚かな事態をシステムはどのように許したのか」を知りたい。 今の時点でどう見えているか記録を残しておけば、10年後くらいに読み返して面白いかもしれないと思って。 はちゃめちゃが成立する構造 はちゃめちゃが安定して存在するには、「はちゃめちゃを許容する構造」と「はちゃめちゃを用意する構造」の両方が必要になる。 おふとん(=眠気を許容する構造)と眠い人(=眠気を用意する構造)の両方がそろって安定した睡眠が成立するみたいな感じ。おふとんだけあっても全く眠くなければ睡眠は発生しないし、眠い人がいてもおふとんが無ければぐっすり眠れず目が覚めてしまう。 それから眠くなかったのにおふとんに入ったら眠くなってしまうといった、「許容す

    システムをハックする首相 - やしお
  • ものを頼む技術 - やしお

    頼みごとを成立させるには、「筋を通す」と「情を満たす」のいずれか(できれば両方)を満足させないといけない。 仕事でもプライベートでも両方欠けた状態で平気で頼みごとをする人がいて、せめてこの認識を正しく持ってほしいと思うことがたびたびある。「両方欠けた頼みごと」とは極端に言えば、いきなり見知らぬ人に空き缶を渡して「これ捨てといて?」と言い放つようなことだ。これでは頼みごとを聞いてもらえない。 筋を通す 映画館でゴミ箱の前で待つスタッフにゴミを渡す、店員に商品の場所を聞く、ホテルのドアマンにドアを開けてもらう……同じことをもし見知らぬ別の客に頼めば「はあ?」となる。筋とは、「この人が当然そうすることになっている」というものだ。筋を外した頼みごとをすれば当然「どうして私がそんなことをしなくちゃいけないの?」となって頼み事は成立しない。 さすがに今挙げたような極端な例で筋を踏み外す人はほとんどいな

    ものを頼む技術 - やしお
  • 会社のなかの筋を知る - やしお

    それなりに人数の多い会社の中では、誰に話を通すだの何だのといったことがある。この前、入社3年目の若い同僚に 「それは話の持っていき先が違うよ」 「でも○○さんからそうしろって聞いて」 「それは○○さんがわかってないよ」 「そんなこと言われたってわかんないですよ」 と不愉快そうに言われて、それはそうだと思った。 どこにどう筋が通っているかというのは、背後に理屈がある。その理屈を見せずに結論だけ言っても混乱させるだけだ。それでもう少しきちんと説明したい。 その前に自分で整理しておこうと思った。 建前と実態 まず最初に考え方の枠組みについて。考える方向には建前と実態がある、とみなす。 建前 : 条件から出発して、順番に考えたら「こうなる」という理屈 実態 : 現実にこう運用されている、という観察結果 建前=演繹的=セオレティカル、実態=帰納的=プラクティカルという感じで、逆方向のアプローチだ。こ

    会社のなかの筋を知る - やしお
  • 組織のなかで働く技術 - やしお

    会社には専門分野の技術とは別に、組織の中で働くための一般的な技術がたくさんある。学校で体系的に教えてもらうものじゃないから会社に入って身に着けていく。僕自身もう会社に入って8年半になるからずいぶん知見が溜まってきた。後輩や新人がその習得に自分と同じ時間をかけるのはもったいない。一度全体を整理しておきたいと思っていた。 それで書いてみたら長くなって、3分の2に圧縮したけどまだ長いのであらすじだけ先に書いておく↓ 働く上でいろいろな制約が存在していて、その制約に対抗する手段としていろいろな技術がある。この制約-手段のつながりを見ず単に結果としての技術だけを覚えても応用がきかないし身につかない。この技術にはレベルがあって、このレベルがちぐはぐだと上手くいかない。 「能力と時間」、「ルール」、「他人の感情」、「自分の感情」、「人間の生理」という5つの制約について「制約→技術」を展開していく。最後に

    組織のなかで働く技術 - やしお
  • 会社でグループリーダーになるから準備する - やしお

    職場のグループリーダー(GL)を交代し、年明けから自分がやるように、という内示を受けた。古い大手メーカーで、課の9割が自分より年上の中で、32歳で係長クラスを任せてもらえる、そう評価してもらえたらしいのはとてもありがたいことだと思った。15歳でガンダムのパイロットにはなれなかったけれど、35歳で係長の野原ひろしには間に合ったのかもしれない。 グループの運営をこんな感じで進めていこうと思うところを、事前にまとめておきたいと思って。 根的な動機 そもそも「残業したくない」「有給休暇を100%取得したい」と思っている。それは10年前に入社した時そう誓っていて、今も変わらない。けれどそれは誰かを犠牲にすることで達成したいわけじゃない。誰かに仕事を押し付けて自分が早く帰れるのでは意味がない。そのためには仕事の総量を減らしつつ、他の人との負荷の差を均していく、ムリ・ムラ・ムダを減らすことが必要になる

    会社でグループリーダーになるから準備する - やしお
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