いまだからカミングアウトできますが、社会人になりたての頃、税金の種類をほとんど知りませんでした。 こんなありさまですから、所得税と住民税の違いももちろん知りませんでした。所得税は現年(その年)の所得に対して課税されますが、住民税は前年の所得に対して課税されるという、基本中の基本をしらなかったばっかりに、新入社員の年の手取りよりも2年目の手取りが減り(1年目から2年目にかけて、さほど給与が増えなかったため)、驚いた記憶があります。 そういえば、「高額所得者が多い港区に住んでいると税金が安い!」「競馬場などがある地区は潤っているから、税金が安い」という風聞を耳にしたのもこの頃でした。 果たして、こうした噂は本当なのでしょうか? 前回は所得税について解説しましたが、サラリーマンが所得から引かれるのは所得税だけではありません。給与明細を見てください。「住民税」という欄が儲けてありませんか