バックミンスター・フラーのワールド・ゲームを知っているだろうか。地球に見立てたステージで土地・資源・資本・人口(ここではプレイヤーに当たる)を現実の比率に応じて配置し互いに最大の利益を得るようにするにはどうすればいいかを、ゲームを通してプレイすることで、現実世界の理解と相互共存の可能性を探ると言うものである。いろんなところでこれをやってみたレポートが出ているのだがそれによると、互いにゼロサムゲームとして争うよりも相互協力を広めれば広めるほどプレイヤー当たりの利益は増大するという。しかし、ご存じのように現実世界では何故か相互協力よりもゼロサムゲーム化する事が多いのはどうしてなのだろうか。 長年気になっていたこの問題だが、少し前のワイヤードニュースの記事を見て思った事がある。それは違う勝利条件を想定しているプレイヤーがいるせいではないだろうかと言うことだ。ワイヤードニュースの記事によれば、目的