現在公開中の『サンダーバード55/GoGo』でペネロープの吹き替えを行った満島ひかり。 彼女は黒柳徹子との縁が深い。ペネロープもかつては黒柳徹子が演じた役だ。 2011年の朝ドラ『おひさま』(NHK)で満島が演じた育子の老年期を黒柳が演じたのが最初の縁。これは満島が黒柳に直談判して実現したものだ。さらに2016年に放送された『トットてれび』(NHK)で満島は、黒柳徹子を演じ大きな話題となった。 たとえば『トットてれび』には、こんなシーンがあった。黒柳徹子は本番を前にした笠置シヅ子を覗き込んで言う。 「生きてらっしゃる」 これは実は満島のアドリブ。それを見た黒柳はいかにも自分が言いそうと絶賛したという。 早口なのに聞き取りやすい声、好奇心旺盛で落ち着きのない態度、思ったことは口に出さずに入られないイノセンスな存在。まさに満島ひかりは、憑依しているかのように黒柳徹子そのものだった。けれど決して