IR(統合型リゾート施設)事業をめぐって秋元司衆議院議員(48、元内閣府副大臣)が東京地検特捜部に逮捕されたIR汚職事件。その贈賄側である中国企業、500ドットコム(以下500社)の元顧問、紺野昌彦容疑者(48)が、秋元議員の他、5人の衆院議員に現金を配ったとするメモがあり、「5人に100万円ずつ資金提供した」などと500社側が供述していることから、5議員は年末年始に事情聴取を受けている。 このうち、日本維新の会の下地幹郎衆院議員は、1月6日に会見を開き100万円の受領を認めて謝罪、離党届けを提出した。 一方、自民党の4人の衆院議員はいずれも資金提供を否定しているが、その中で、紺野氏との「付き合い」も否定してきた自民党の宮崎政久法務政務官の説明に、虚偽の疑いがあることが「週刊文春」の入手した写真や文書でわかった。