先日からなんとなく心に引っかかっていて、ぼんやりと考えるのだが、思いが空回りしているだけのような気もするので、そうだな、ブログにでも書いてみるか、と思って書き出したわけだが、それは何かというと、「66歳になって孤独でお風呂で泣くだろうか?」ということだ。この疑問文の主語は、私、である。私は61歳になってしまった。それで、5年後生きたとして66歳。そのとき、私は孤独な自分の現状に泣くだろうか。 そんな疑問をもったのは、先日、この話題をネットで見かけたからだ。話題の元は、『AERA.dot』に連載されている、《連載「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋》に掲載された、「66歳男性が風呂場で涙… 友人もいない老後を憂う相談者に鴻上尚史が指摘した、人間関係で絶対に言ってはいけない言葉」である。タイトルを見てわかるように、劇作家の鴻上尚史による人生相談である。この相談者の相