2023.11.14 Tue 変わり続ける「未踏事業」20年の歴史に学ぶ、突き抜けた才能との向き合い方 ITを駆使して様々な事業を展開できる優秀な人材の発掘と育成を行うため、経済産業省が中心となり2000年から展開されている「未踏事業」。同事業は落合陽一氏をはじめ、これまでに産学の第一線で活躍する突出した人材を数多く輩出し、修了生は2000人を越えるという。 過去20年以上にわたり、「アイデアや夢の実現にチャレンジする場」として次世代を担う人々の情熱に向き合い続けてきた未踏事業。近年は、より若手人材の発掘・育成にフォーカスし、プログラムも多様化してきている。その歴史と経緯を紐解く中で見えてきた若者の価値観の変化・変わらない本質とは。経済産業省の担当者・菊池龍佑氏に聞いた。 参加者たちを支える「濃いコミュニティ」の力 ── そもそも、「未踏事業」とはどのような事業なのでしょうか? IT領域を