アップルがMac OSの新バージョン「10.6 Snow Leopard」をリリースして、約1カ月が経過した。10.4 Tiger、10.5 Leopardと、豊富な新機能を加えてきたアップデートに比べて、Snow Leopardには新しい機能が少なく、マイナーチェンジに過ぎないようにも見える。だが、実際は多くの技術的な変更と追加を含んでおり、特にデベロッパにとっては見過ごせないリリースとなっている。 Snow Leopardで加わった技術に触れる前に、まずなくなったものから確認しておこう。それはPowerPCのサポートだ。インテル製CPUを採用する前、1994年から2006年まで使われてきたPowerPCにSnow Leopardは対応しない。最後のPowerPCベースのMac(Power Mac G5)が生産完了を迎えてからすでに3年以上が経過していることを思えば、やむを得ないとも言え
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