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  • 薬局で錠剤を粉砕する その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 医師に無駄に薬の在庫を用意するように言われ、ご立腹だったイチイさん。 今は外出中ですが、もう少しで戻ってくるようです。 「イチイさん、イライラしてたなぁ。うちの調剤薬局グループの息子だしね。今はまだエリマネだから、経営には直接関わってないかもしれないけど」 「たまにいますよね。癒着じゃないかなって思わせる医師からの注文。確認のしようがないから決めつけるわけにもいきませんけど」 「でも今回は癒着だろうなぁ。新薬が出来たタイミングでさ。処方するよう言ってきたくせにさ。結局いつまでたっても使わねぇんだもん、新薬。だけどさー、勉強会とかで出る弁当レベルでも製薬会社のってめっちゃ豪華じゃん?医師も色々世話になっているだろうしさー。製薬会社に頼まれたら断れないっての分かるよなぁ」 「夕方過ぎ頃、また顔を出すって言ってたからイチイさん、そろそろ来るかもですね。怒りが治まっていてくれればいいで

    薬局で錠剤を粉砕する その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/10/24
    粉砕してはいけない薬もあるんですねぇ。理由は次回分かるかしら?すっごい苦いから・・・?
  • 薬局で錠剤を粉砕する その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    イチイさんの調剤薬局 イチイさんは、前に注文していた新薬を眺めながらむすっとしています。 「これ、この新薬ってさぁ、篠井先生に頼まれて注文したやつだよな?使うからっつってさぁ」 篠井先生「あ、そうですね。そうでしたね」 チョウジさんがびくびくしながら答えます。 一方オウギさんとロクジョウさんは、仕事で忙しいふりをしているようです。 「頼まれてからだいぶ経つなー。篠井先生のところの患者、けっこう来てるよな?」 「で、ですねー」 「なのに誰にも処方されていないなぁ。いったいいつ使用するんだろうなぁ!?」 新薬を使用すると言われていたのに、篠井医師からはちっともその新薬の処方箋がこないようです。 「なぁ、いつだと思う?そこのオウギくんとロクジョウさんよぉ」 悪いことは何もしていないのに… 突然声をかけられて、二人は声にならないようなうめき声をあげています。 頼まれていたのに、薬の処方が一向にこな

    薬局で錠剤を粉砕する その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/10/23
    にぎにぎするやつ、いいですねぇ~。商品化されたら買っちゃう気がします。
  • のど飴大好き その8 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 ポ村住民や村長と、やけに仲良く話すペモリンさんに対して、不信感を抱いている様子のUSAさん。 しかし… 「USA、ペモリンさんさ。実はポ村産の梅味ののど飴についてリサーチしてたんだって。あ、マメチュー先生お帰りなさい」 「ただいま帰りました」 マメチュー先生は製薬会社の勉強会に参加していました。 「これ製薬会社に選んでいいって言われたお弁当ですよね。2500円の」 製薬会社が行う説明会では豪華なお弁当が出がちです。 「お土産にって余計に頂いたんです。こんな高額なお弁当、いいんですかね」 「いいんですよ、マメチュー先生。うちの薬局だって、そこ製薬会社の薬、いっぱい買ってんですから」 「で、ポ村の梅味ののど飴って」 USAさんはさっきから気になっていたことを改めて尋ねました。 「え、え?これペモリンさんが?MR(営業職)さんって商品開発までします?」 「あの方、なんでもなさいますよ

    のど飴大好き その8 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/10/19
    2500円のお弁当、私も食べてみたいです~。USAさんのリアクション素直でかわいいですねぇw
  • のど飴大好き その7 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 ポ村住民や村長と、やけに仲良く話すペモリンさんに対して、不信感を抱いている様子のUSAさん。 「は?なんの話?」 「この間のペモリンさんの話」 「え?まだ言ってんの?だいたいやろうとして、簡単に出来るもんじゃないと思うんだけど」 「だって前に見たのよ。あの人がポ村梅のパンフレットを持っている所」 「ふうん」 「さっきは、もっとお偉方っぽい人も来ていたの。村長が一緒に出掛けていくのも見たわよ」 「どこに?」 「分かんないけど。お土産屋さんのほうだった」 「お土産?でも多分ペモリンさんって、ただのおしゃべり好きだよ」 「ばかね。単におしゃべり好きなんて、そんなことないわよ」 「そんな怪しい行動をするMRさん、会ったことないけど」 「あの人の職業は関係ないの。あの人が怪しいの。そうよ、絶対よ。調べてやるわよ。ちょっとお土産屋さんの方に行ってみようかしら。お昼休憩が終わるまでには帰って

    のど飴大好き その7 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/10/16
    USAさんはおっとりしてそうで、実は行動派なんですねぇ。USAさんも喉飴食べれるといいですねぇ。
  • のど飴大好き その6 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 ポ村住民や村長と、やけに仲良く話すペモリンさんに対して、不信感を抱いている様子のUSAさん。 「あの人行動がいちいち疑わしいのよ。あたしが警察官だったら職務質問してるわよ」 まゆさんは実際に警察官にからまれたエピソードをUSAさんに話していました。 「ガマの親分みたいな警察の人をイライラさせるようなこと言ったんじゃない?」 「だからそうやって疑うのはよくない。言ってないよ、なんにも。一緒にいた新人っぽい若い警察官は何も言ってなかったし。ってか困ったようにガマの親分の後ろをうろうろしてたから、彼に対しては悪かったなと思ったけど」 なぜそうなる?「上司をイライラさせちゃったからさー。そのあと若警察官に八つ当たりしてたら、それは申し訳ないな、と」 「普段からガマの親分は、若い人たちに手を焼いていたのかもしれないわね。親分にとって若い人は全部同じ。一緒くたになっちゃってたのよ」 「立場

    のど飴大好き その6 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/10/12
    私は飴玉を口に入れて1分持つことはほぼありません・・・。たいてい速攻で嚙んじゃいますw
  • のど飴大好き その5 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 ポ村住民や村長と、やけに仲良く話すペモリンさんに対して、不信感を抱いている様子のUSAさん。 「あの人行動がいちいち疑わしいのよ。あたしが警察官だったら職務質問してるわよ」 そんな噂の村長とペモリンさんは、村役場でお話をしています。 村役場 「ほあぁぁぁぁ」 村長は何やら興奮をしているみたい。 「ポ村の梅味シリーズの商品、ついにのど飴まで出来たのですねぇ」 「ちょっと時間かかってしまいましたけれどね。弊社のものたちが頑張ったようです」 「とても美味しかったですよ。甘酸っぱくて、それでいて爽やかで、すっきりした味わいで…感動いたしました」 「ポ村のみなさんにお話を伺った所、のど飴を好きな方が多いようでしたので」 「色々意見を聞いてくださったのですよね。ほんと、ありがたいです」 「いいええ。ポ村のお土産屋さん以外にも、マメチュー先生の薬局にも置いて下さるみたいで。こちらこそありがた

    のど飴大好き その5 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/10/12
    以前職質されたときのことを思い出しました~。ポ村ののど飴私も買いたいです。
  • のど飴大好き その4 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 ポ村住民の方たちとポ村産の青梅の話をするMRのペモリンさん。村長とも仲良く話すペモリンさんに対して、USAさんは不信感を抱いているようです。 「最近しょっちゅうポ村にいるでしょ?ペモリンさん。村長とも密会というか密談してるっぽいしさ、なんか変じゃない?」 密会?「そうだっけ?ペモリンさんのこと、久しぶりに見た気がするけど」 「もうっ、近頃いつもポ村に来てるじゃないのよ。っていうかあれよ、ペモリンさんは村長に会いに来てると思うのよ」 「はぁ?USAはミスリード要因だからな。勘違いフラグが立ったのが見える気がする」 「失礼ねー。どういう意味よー」 「だいたい何が言いたいわけ?ふたりが付き合っているとでも?」 「違うわよ。ばかねっ!そういう意味じゃなくて…え??」 「ん?なに?」 「いやいや。それって、考えもしなかったけど…やだ!そういうこともありうる??えー!えー!!きゃー!いやだ

    のど飴大好き その4 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/10/06
    ポ村で不倫?なんだか想定外の流れです~。そんなこと・・・あるのかしら?
  • のど飴大好き その3 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 ポ村住民の方たちとポ村産の青梅の話をするMRのペモリンさん。 村長とも話をしているペモリンさんの様子を、USAさんは訝し気にみつめていました。 そんな彼女は、まゆさんと梅について語っています。 「梅って健康にいい部分もあるんでしょ?」 「確かに日最古の医学書に梅干しが載ってたって話は聞いたことあるけど」 「昔は薬だったってこと?」 「中国でも梅の実は黒焼きにして漢方薬に使ってたんだって」 「ほら!健康にいいんじゃない。梅干し婆さんの由来、説が二つになっちゃったわね」 「なってないし、長尺でどうでもいいこと話すな!仕事中だ!!」 「あー、それにしても今日もよくしゃべった。のど飴舐めようー。そろそろ新しいのど飴、欲しいなぁ」 「USAさん、薬局に置くように、新しくのど飴注文しましょうか?」 マメチュー先生の薬局には、お薬やのど飴、栄養ドリンク、健康品、サプリメントなど市販で買え

    のど飴大好き その3 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/10/03
    梅干しは苦手だけど、梅味の飴は好きです。小梅ちゃんとか遠足には必ず持って行ってました。
  • のど飴大好き その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 ポ村住民の方たちとポ村産の青梅の話をするMRのペモリンさん。 村長とも話をしているペモリンさんの様子を、USAさんは訝し気にみつめていました。 「USA仕事中に何を窓の外ばっかり見てるわけ?」 「梅干し婆さん」 「は?」 「あたしね、思うのよ。あれはさ、シワだらけの顔をさしていうんじゃないんだって」 「何の話?」 「だっていくらなんでも失礼過ぎない?しわしわのおばあさんを梅干しだなんて」 「まぁ、今そう言われたと思ったら、むっとはしたけど」 「最近張りのある梅干しもあるじゃない?蜂蜜で漬けた甘いやつ。あたしポ村のはちみつ漬けの梅干し好きー。んで、あれはいわゆる梅干し婆さんとはちょっと違うでしょ?」 「塩で長くつけた物ほど、しわしわなイメージはあるけど」 「そのしわしわな梅干しべて、酸っぱくて口をすぼめた表情をする人のことを、梅干し婆っていうようになったと思うのよ」 梅干し婆

    のど飴大好き その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/10/03
    ポにゃちゃんのすっぱい顔すっごくかわいいですね。私は梅干しがちょっと苦手なんですよねぇ。
  • のど飴大好き その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    のど飴おいしっ調剤事務員のUSAさん、朝からごきげん。 ポ村を散歩するのが大好きなUSAさんにとって、薬局への通勤もとても楽しいものなのです。 美味しい朝べて、通勤中に朝の太陽の光を浴びながら、後の運動をするみたいにお散歩をする。 「空気もいいし、歩いていても苦じゃないし。みんながポ村散歩を楽しむ理由が分かるわぁ」 その途中、彼女はMR(医薬情報担当者)のペモリンさんを見かけます。 「んん?」 ペモリンさんはいつも通り、みなさんと楽し気にお話ししています。 「ポ村の名産品のこの青梅、ほんとに美味しいですわよね」 実は梅干しは苦手だという人でも、ポ村の梅ならべれるという人が多いくらい、評判がいいのです。 「そうでしょう。私、梅干しは好きなんだけど、梅のスイーツってあんまり好きじゃなかったのよね」 「分かるわ。私もよ。でもポ村の梅のスイーツって、他のものと全然味が違うのよね」 「そう

    のど飴大好き その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/09/28
    とろける食感の青梅スイーツ・・・すっごい食べたくなりましたw
  • 医薬情報担当者 その3 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 マメチュー先生の薬局に、おしゃべりなMR(医薬情報担当者)ペモリンさんがやってきました。 このあとは、内科医くまじろ先生の所にいくのだそうです。 一方マメチュー先生は朝一で薬を取りに来ると言っていたきのこさんが、お昼になっても姿を現さないため、心配になりご自宅に電話をしてみることに… 「マメチュー先生、どうでした?」 マメチュー先生は静かに首を振っています。 おうちに連絡したところ、誰も出なかったようです。 携帯電話は持っていないきのこさん。 一体どうしたのでしょう。 電話に出られないくらい、具合が悪くなっている? 鳥居の結界を破って、ポ村に入り込んできた悪しきものに何かされた? それとも? マメチュー先生が言うにはペモリンさんが出ていく際に、きのこさんについて色々と予想をしていってくれていたようです。 「来る途中に転んで、ケガをしているかもしれませんわね。高齢者の方ってそうい

    医薬情報担当者 その3 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/09/25
    確かに高齢女性のお話はマシンガントークで切り上げるのが難しいことが多いですね。我が家の裏のおばあちゃんを思い出してしまいましたw
  • 医薬情報担当者 その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 朝…。 ポ村に住むカラスケくんや、スネ文さんはおしゃべりな女性の方に絡まれていました。 午前9時前、マメチュー先生の薬局では開店準備中。 高齢の患者さんたちは、開店時間の9時前から薬局内に入ってきてしまうのですが、今日は誰も入ってくる様子はなく、代わりに外から楽しそうな話声が聞こえてきました。 気になってマメチュー先生が様子を見てみると、ペモリンさんがご高齢の患者さんとお話をしていました。 「まぁマメチュー先生、おはようございます」 「ペモリンさん、おはようございます」 彼女は、製薬会社で働く営業さん。 いわゆるMR(医薬情報担当者)さんです。 営業とはいえ、直接薬を販売するわけではなく、製品の情報を提供してくれたりするのがお仕事。 「朝からけっこう患者さん多いですわね。」 「田舎町ですけどね。村じゅうから、来てくださっています」 「村の外からいらしている方もいらっしゃるでしょ

    医薬情報担当者 その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/09/21
    あらあら、きのこさんどうしちゃったのでしょう。迷惑がられたくらいで心が折れていたら営業はできないんでしょうね。
  • 医薬情報担当者 その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    「カラスって早起きよね。みんな何時に起きているの?」 「早朝の渋谷とかでご飯べてるわよね。4時起きとか?そうでしょ?あたしの直感、よくあたるの。ついでにあたしは6時起きよ」 「そうだすか。わたすの仲間には、0時過ぎには起きているカラスもいるだすよ」 「うそよー。午前0時?寝る時間じゃないのよ」 カラスは夢を見ることはほとんどなく、一度の眠りは深く短いそうです。 「そうなんだぁ。いいわね。昼寝はするの?しないの?」 「ええと…」 「ちょっと眠ればいいってことは、一日が長いってことでしょ。羨ましいわね。あたしも一時間ぐらいで疲れがリセットされる身体になりたいわ。そうなったら浮いた時間になにしましょう。仕事の前に英会話教室行こうかしら。海外旅行たくさんしたいのよね」 「あの、わたす、ちょっと用事が」 「え?なによぉ。ねぇ、ちょっと!」 ばさささっ 「カラスの用事ってなんなのよぉ。分かった!恋人

    医薬情報担当者 その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/09/18
    オードムーゲ、聞いたことはあるんですけど、なんなのか知りません。カラスってなんであんなに早起きなのかしら?生ゴミあさるためなのかしら?
  • 集団心理 その6 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 彼女たちは、インタビューを受けてテレビでピリピリしたコメントをしているてんまさんを、心配していました。 「はやくポ村に帰ってくればいいのに…都会でイライラしてるのよ」 「集団の鳥ねぇ。駅前にムクドリが大量に飛んでいるのは、あたしも実際に見たことあるんだ。お互いの身を守るために集団行動をするらしいけど、ほんとにものすごい数でそれはもう圧巻だった。近所に住んでないからそう思えるんだろうけど」 「その子たち…駆除されちゃうの?」 「鳥獣保護法があるから、個人で駆除はできないはずだけど」 「ああ、役所とかに相談するにね」 「てんまは”その鳥の駆除”って言葉が気に入らなかったんだろうね。でももうちょっと人間のことも考えないと。フン害・騒音・匂い。鳥に精神を蝕まれるほど、影響を受けている人がいるんだろうから問題になってるんだろうし。農家の人とか

    集団心理 その6 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/09/18
    村長さんカッコいいですね。もちろんてんまさんも素敵。
  • 集団心理 その5 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 その時テレビをひとりで見ていたにゃこさんが、テレビに向かって反応をしていました。 「どしたの?にゃこちゃん」 「てんまちゃんにゃ」 「てんま?」 まゆさんたちもテレビを見てみると”鳥が集団で駅前に集まっているから迷惑している”という内容のニュースに、なんとてんまさんがうつっていました。 「てんまちゃんがテレビに?なぁに?鳩やカラスに餌をあげる人がいて、周辺住民が迷惑しているって話?」 「どっちかって言ったら、大量のムクドリとか繁殖したインコとかが、集団でどうのって話っぽいけど、でもなんか一匹カラスがバタバタしてる…」 駅構内困ってるカラスさん、ほっとけない人登場。 ”すいません、お話聞かせてもらっていいですか?” 「おぉ、てんまインタビュー受けてるじゃん」 実は人見知りのてんまさんは、いきなり知らない人に声をかけられて少し怯えている

    集団心理 その5 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/09/14
    てんまさん人見知りなのに言わずにはいられなかったのでしょうね。自分の意見をはっきりいえるのはカッコいいです。
  • 集団心理 その4 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 最近USAさんは、ポ村の雰囲気につかり過ぎて、都会のある部分に怯えるようになったそうです。 「昔、実家に住んでいた時にさ、帰りが終電になったことがあったのね」 深夜の踏切。 終電が終わったから電車は通らないはずなのに、いつまでも踏切の遮断機はおりている。 完全に壊れているようだった。 深夜なのに、人も車もだいぶ踏切前に集まってきていた。 「うちの町って夜でもあんなに人が外にいるのねって、思ったわよ」 深夜0時過ぎ「そんでどうしたわけ?駅前ってことはさ、駅員さんが何とかしてくれたりしないの?」 「駅員さんは来なかったし、交番も踏切横にあるけど、誰も来なかった。多分、遮断機の辺りにそういう時に連絡する番号とか書いてあったのかもしれない」 「連絡すればいいじゃん」 「大きい踏切でずいぶん人がいたし、それにあたしは遮断機のそばに、いなかった

    集団心理 その4 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/09/11
    てんまさんがテレビに?気になります~。この踏切の話・・・集団心理って本当に怖いですよね。
  • 集団心理 その3 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 最近USAさんは、ポ村の雰囲気につかり過ぎて、都会のある部分に怯えるようになったそうです。 お話し中、まゆさんは突然ー。 都会にいる人々も同じように、駅構内で喧嘩中の人間を見ても”邪魔だな”くらいに、感じているのだろう。 「あっ、なんでこんなの出すのにゃ!」 「にゃこちゃん?」 お掃除中のまゆさん、ついでにキャリーバッグを出しています。 にゃこさんは、そのキャリバをジッと見つめている。 大抵病院に連れていかれるときは、にゃこさんもキャリーバックに入れられます。 そのため、危険を感じたらしい。 「にゃこ、お医者はいやにゃて!」 「今日じゃないよ。明日ね。ただの定期健診」 「テイキケンシンてなんにゃの?むつかしい言葉つかってにゃこさん、分からないにゃにゃい!」 「大丈夫、今回のお医者は女医だから」 「女医にゃの?」 「そう、女医」 「女

    集団心理 その3 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/09/07
    基本的にどんな病院でも女医さんがいいですが、特に産婦人科は女医限定にしてほしいくらいです。
  • 集団心理 その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 最近USAさんは、ポ村の雰囲気につかり過ぎて、都会のある部分に怯えるようになったそうです。 彼女たちがお話し中ー。 「ただいまにゃー」 「あら、おかえり。にゃこちゃんはいつでも元気ね」 「そんなことないにゃ。セラピーキャットのお仕事帰りで疲れているのにゃ」 「今楽しそうだったよ」 「おうちに帰れてうれしいのにゃ」 ねこさんはご飯をべられる、気持ちよく眠れる、楽しく遊ぶ、そんなことだけでたっくさんの幸せを感じることが出来るのです。 すぐ嬉しくなっちゃう「まゆちゃん、お水ー」 「はいはい」 「亭主関白ねぇ」 「にゃむにゃむ、おいしいにゃわぁ」 「こら、こぼさないの」 「にゃこちゃんは、こぼしても自分で拭かず女に拭かせる男」 「にゃむ?」 「この間あたしね、小銭落としたのよ、駅前でさ。迷惑よね」 やばみんなありがとうきっと大量のみかんを

    集団心理 その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/09/04
    難しいですねぇ。タダの酔っぱらいだったら絡まれてしまうかもしれないし・・・。少なくとも我が子には近寄らないように教えてしまう気がします。
  • 集団心理 その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    「そういえば最近、ポ村にカゲが現れないねー」 「いないと心が平和だ」 まゆさんとUSAさんは、休日をポ村でのんびり過ごしていました。 ポ村住民もおのおの、のんびりほのぼのと過ごしているようです。 シフォンとお散歩金銭はお気持ちだけ頂きます「村長の巡回も、ピリピリムードじゃないし」 ポ村を愛し、ポ村を守るぼんやり見ていたらまゆさん、USAさん、巡回中の村長と目があってしまいました。 まだ何もしてません「村長ったら失礼しちゃうわよね。あたしたちのことばっかり、見張るんだもの」 二人は、まゆさん宅に避難することにしました。 まゆさん宅いつも平和なイメージのポ村ですが、実は気味の悪い化け物が現れることがあります。 心に暗い影を落とすから”カゲ”と名付けられた存在。 悪しきものは結界に阻まれてほとんどがポ村に入り込めませんが、逆にカゲのほとんどは結界をものともせず侵入してくる。 他の町では起きないよ

    集団心理 その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/08/31
    ヤマオさん頼りがいがありますねぇ。都会にびびっちゃうのめちゃめちゃわかります。
  • どろちゃんとトウキさんと悪しきもの その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    前回のお話 画家のトウキさんは、ポ村の御神木の元で涼んでいました。 その近くでは、ポ村特有の“モノ”土壌を悪い状態にする“悪しきもの”が、生まれ出てこないよう、ひとり奮闘しているどろちゃんが… しかしどろちゃんの抵抗むなしく、悪しきものが土の中から出てきてしまいました。 悪しきものは生まれ出てすぐに、素早くどろちゃんに向けて強烈な匂いの泥団子を投げつけます。 ばぶぅ泥団子ぶつけられてしまったどろちゃんは、びっくりして思わず退散。 「にゃぶぅ」 それでも追いかけてくる悪しきもの。 まんまるでも、そこはねこさん。 悪しきものを引き離し、うまく巻きました。 木の下でひとり。 どろちゃんは先ほど、泥団子をぶつけられた身体を、ゆっくりと綺麗にしています。 ぺちゃぺちゃぺちゃ ”守ってあげられなかったにゃ” 何にも出来ず…ポ村を守ってあげることも出来なかった。 どろちゃんは、なんだかとっても悲しくなっ

    どろちゃんとトウキさんと悪しきもの その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2023/08/31
    ママの舌を思い出すなんて、トウキさんの優しさが伝わってきますね。