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  • 姉妹 その3 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 トビーくんは探し物の途中、ポ村に現れた知り合いだという女性に出会います。 覚えていないトビーくんは訝しみますが、女性が語るトビーくんの情報は正確なようでした。 「トビーくん、キッズ用コスメいらない?」 「こすめってなんだ!?毒薬か?」 「あげたい女の子いないの?」 「なにぃ。最強なのは男の子だっ!女の子は守ってあげなくちゃいけないものだっ」 「やだなぁ。ちっちゃい昭和男!ドキッとしちゃうこと、突然言うなよぉ」 「ドキってなんだ?心臓悪いのか?」 「ふふ、またそんなこと言って。2年前の5月15日の話していい?トビーはさ、好きな女の子の話してたよ。おゆうぎ会で手をつないだって、みんなに自慢してたんだから」 「なにっ?好きな女の子なんていないよ!」 「2年の歳月を経て、そういう話は恥ずかしくなっち

    姉妹 その3 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/07/29
    たけのこって本当にすごい勢いで育ちますよねぇ。てんまさんとしょうまさん、やっぱり似てますね~
  • 姉妹 その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 トビーくんは探し物の途中、ポ村に現れた知り合いだという女性に出会います。覚えていないトビーくんは訝しみますが、女性が語るトビーくんの情報は正確なようでした。 「でも大きくなったね。うーん…2年前から身長は10センチ以上は伸びてるかな?当時は幼稚園生だったね」 「う!なぜそれを!いやいや、トビーが何歳かなんて、見ればなんとなく分かるもののはず…」 「きみは今もちっちゃいけど、もっとちいちゃくて。その時、丁度お昼でさ。トビーは、ママにご飯べさせてもらってたよ」 「なんだそれ、うそをつくな。幼稚園生だったら、もうご飯くらい一人でべれてたよ。やっぱりうそつきだ!」 「うそじゃないよ。トビーはね。その時ハンバーグをべてたよ。デミグラスソースの。美味しそうにしてた。きみ、ハンバーグ好きでしょ?」

    姉妹 その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/07/29
    長女と次男はにんじんのグラッセ大好物ですが、長男はめっちゃ嫌います。
  • 姉妹 その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら あたしの前ではいつも斜め後ろ向いちゃって、ロクに顔も見せてくれない女。 なんだかんだでそんな姉に会わなくなって今日で、ちょうど半年。 親ならまだしも兄弟というのは、親元を離れるとあまり会わなくなるものらしい。人によっては、ほとんど縁切り状態になっている人もいるという。 特にうちは母親が違うし、一緒に住んでいたのもそう長いわけじゃない。 それでも思い出はたくさんあるけれど。 母親違いで1歳下の妹って、そりゃ複雑だよね。 まぁ、あの子はその辺に関しては、なんとも思ってなさそうだけど、世間的には…そういうのはね。 だけどあたしはあの子…姉に会いたいのさ。 当は連絡だって毎日したい。 このままだと会うことないまま、今度は1年を迎えてしまう。そのあとは、会わない生活が当たり前になっていきそうで、それが怖い。 「

    姉妹 その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/07/19
    トビーさんは警戒心が強いようですねぇ。大事なことだけれども、リアルでこんなに警戒されたらちょっと凹むかも・・・。ちなみに私は弟と数年連絡とってません。
  • パティスリーマルズ その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 パティスリーマルズにケーキを買いに来たUSAさん、そしてきのこさん。パティシエのマルズさんが、ひょんなことからお手伝いのりーちゃんの為にパンケーキを作ってあげることになったのですが、パンケーキに合わせるハチミツの瓶が硬くて開かなくなってしまったようです。 「瓶が開かない?そっか。蜂蜜とかジャムって一回開けると、開けづらくなるのよね」 ケーキを買いに来ただけのUSAさんですが、何となく申し訳ない気持ちがあったため、ハチミツの瓶を開けてあげることにしました。 というかこのメンバーの中では、USAさんが一番腕力がありそう。 「USAさん、おねがいします!」 「うん?確かに硬いわね」 「がんばって」 「うっ、うくくくっ」 「もうちょっと、もうちょっと」 「う~~…いや、これ無理!かったっ!ケンシロウ

    パティスリーマルズ その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/07/19
    最近、固いふたを開けようとすると手首が痛いです。無言で旦那に渡しますwりーちゃんホットケーキおいしくてよかったよかった。
  • パティスリーマルズ その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 森の中に佇んでいるのは、まるで生クリームみたいなパティシエ・マルズさんが営むスイーツショップ。 ナッツやフルーツ、野菜等を使用したケーキを中心に扱っているお店です。 もうすぐ、営業終了の時間。 ケーキはもうあと一つで完売。 パティスリーマルズはポ村で人気のスイーツショップのため、閉店時間までケーキが残っていることは珍しいのです。 スタタタタタッ マルズでお手伝いをしているこちらのちびっ子は、りーちゃん。 将来はお菓子屋さんになるのが夢なのだそうです。今日は一日、お店のお手伝いをして空腹状態みたい。 そんな二人にマルズさんは、優しく語りかけます。 「あと5分我慢してくださいね。そしたら余ったケーキ、べて良いからね」 りーちゃんとどんぐりさんは、お仕事を手伝ったご褒美としてケーキが余った日は、そのケーキを

    パティスリーマルズ その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/07/11
    りーちゃん可愛すぎです~。ホットケーキにはちみつも最高においしいですよねw
  • 関節を鳴らしたい - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 神社の鈴の音、一度でいいから上手に鳴らしてみたい。 車のクラクション、何も気にすることなくプップと鳴らしてみたい。 そして… “パキッ“ 腰に違和感を感じた時、ひねって関節を鳴らしてみたい。こうして時折、腰に生じた違和感を、解消したくなるのです。 ”パキィ” ただ音が鳴っているだけなのに、この音が鳴ると気持ちがよく、ずれていた関節が元に戻った気持ちにすらなる。 ずれが生じていた人間関係だって元に戻るような、そんな気持ちにだってなれちゃいます。 ストレッチをして悪くなった血行をほぐす…ついでに腰の関節も鳴らしちゃう。 ポいもは元来不器用で、口笛を上手く鳴らせないし、指パッチンも上手に鳴らせない。でも腰の関節だけは”パキッ”っと鳴らせるのです。器用とは関係ないですけどね。 これはもう履歴書の長所欄に書いても

    関節を鳴らしたい - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/07/11
    長男が楽器みたいに自在に足指を鳴らせるということを、入院中に気づきましたw
  • 内臓脂肪減少薬 その10 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) 体型を気にし始めたあかりさん。内臓脂肪減少薬の存在を知り、手に入れたいと思い始める。夢の中で、ねこさんたちにダイエットを反対されるが、あかりさんは何を言われても納得しなかった。 あかり家宅 「あー、今日もあんまりダイエットできなかったなぁ」 そういえば、変な夢見た気がする。 もうちょっとで痩せた自分が手に入りそうな夢… ーーー ーーー。 「ちょっともー、はなしてよー」 「それはにゃこのにゃ。にゃこのっ、にゃこのっ!」 「違うよ、あたしのだよ。きれいになって見返したいんだよ。痩せる薬って当は色々あるんでしょ?調べたんだから。知ってるんだから。薬局で処方してもらえないなら、美容クリニックでも何でも行ってやるんだからー」 「だめにゃ!絶対だめにゃ!そのやる気を

    内臓脂肪減少薬 その10 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/06/06
    お兄ちゃんのいうことが柚月ちゃんに届いてほしいですねぇ。
  • 内臓脂肪減少薬 その9 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) 外見を磨くのに命をかけているあかりさんの後輩、小林柚月は内臓脂肪減少薬を母親に買ってもらい手に入れていた。 そんな中、困っている様子のまゆさんとてんまさん。 「どしたのにゃ?」 「このままじゃ当に薬が必要な人に、処方できないんだよ」 「ダイエットしたい人、多いんだね。だから薬を制限されちゃうんだよね」 「それ、にゃこが解決してあげられることにゃろか?」 あかり家宅 「使えそうにない…」 屈辱の一言 くっそー痩せたいなぁ。悔しいなぁ。でもご飯べたいなぁ。やっぱり腹巻巻いてやせ薬買いに行こうかな? 「ねぇ、ねこロボットのエルトンさん。あたしにチャチャっとやせ薬出してくれたりしない?」 エルトンをじっと見ていたら、服に何かカードのようなものが挟まっていること

    内臓脂肪減少薬 その9 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/05/31
    本当に若い子たちが瘦身神話に踊らされているのを見ると心配になります。私もまぁ若いころは痩せたかったし痩せてましたけれど、今はやっぱり健康こそ一番ですね
  • 内臓脂肪減少薬 その8 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) 体型を気にし始めたあかりさん。しかしダイエットはつらいので、同僚のひかりさんに相談。「肥満症治療薬っていうのがあるんだって」「知らなかった。上記の条件を満たしている方?18歳以上、腹囲女性90センチ以上?」 「あたし、腹囲90センチ以上あるように見えてる?」 「厚着していけばいいじゃん」 「今の時期に?」 「じゃあ、腹巻」 「うん。ちゃんと”あなたが買っちゃだめですよ”って、指導してもらいな」 「なにそれー、結局楽して痩せられないってこと?」 「痩せる必要ないってことじゃない?」 内臓脂肪減少薬「アライ」 【購入条件】 18歳以上の成人 腹囲:男性85センチ以上、女子90センチ以上 普段から事改善、運動など生活習慣改善の取り組みを行っている場合に限る。服

    内臓脂肪減少薬 その8 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/05/31
    楽して痩せたいとは思うけれど、さすがにこの副作用は困りますね・・・;
  • 内臓脂肪減少薬 その6 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) 少しおなかが出てきたことを気にしているあかりさん。そんなあかりさんの職場に学生時代の同級生、藤島恭平が中途入社でやってくる。 彼には昔… という嫌味な予言をされていた。 「では、みなさんも藤島さんに挨拶を…」 「川です。よろしくおねがいします」 「坂田です。おねがいします」 挨拶…大丈夫。あたしの名字は日で一、二を争うほどのよくあるやつだ。 「さ、佐藤です。よろしくおねがいします」 「佐藤さん。今後ともよろしくおねがいします」 「…」 ん? 「山下です。よろしくおねがいします」「阿川です。よろしくおねがいします」 別にあたしが最後に挨拶した人ではないのに、急に返事をしてくる藤島恭平。特に意味がなくても小林柚月がこっち見てくるじゃん。余計な行動はやめてく

    内臓脂肪減少薬 その6 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/05/22
    ああ~めんどくさい!って逃げ出したくなりそうなシチュエーション。どうなっちゃうのかしら
  • 内臓脂肪減少薬 その5 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) 平日のお昼休み「お土産を渡したい」というあかりさんの母から連絡が入る。「いつもぐうたらしてるんだから」と娘に対し率直にモノを言う母にうんざりしている様子。 「おかあさん、あたし仕事辞めるかも」 「何それ、うそでしょ?」 「…」 「入社してまだ3年しかたってないのに、何言ってるのよ。あんな大企業に奇跡的に入れたのに。馬鹿なこと言ってこの子は」 奇跡だと思ってたんだ。。。 「やりたいことがあるから」 「何よ、やりたいことって。聞いたことないわよ。仕事辞めたいからって適当なこと言ってるんじゃないでしょうね」 「あくまでやめる”かも”だから。決定じゃないよ」 「もう!思い付きで変なこと言わないでよね。簡単にほかの会社に中途入社なんて、できるわけないんだから」 その

    内臓脂肪減少薬 その5 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/05/17
    母として、こんなこと将来言わない母になりたいと思います。
  • 内臓脂肪減少薬 その4 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) ぽっこりとおなかが出てきたことを気にしているあかりさん。職場では今日から中途採用の男性が入社。そのため可愛らしい見た目の後輩女子、小林柚月は気合を入れていた。 小林柚月はあたしのことをチラ見した後、他の女性社員のことも眺めていた。特にひかりのことは全身しっかりとチェックしている。髪型、メイク、洋服、足元、爪の先。 ”ひかりはけっこうきれいだからね” 小林柚月にとってひかりは、尊敬する先輩というより身近なライバルのような存在らしい。 一方あたしはダボっとしたシャツにパンツルック。おなかが出ていることは多少隠せているけれど、小林柚月のライバルには全くならないみたいだった。 ブブッ。 ”メール?おかあさんだ” ”誤変換あり、改行と句読点なし”の母親からの読みづら

    内臓脂肪減少薬 その4 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/05/14
    「おかあさん」って、こんな生き物なんでしょうね。私も将来煙たがられそうです。
  • 内臓脂肪減少薬 その3 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) ちょっとだけ太ってきたことを気にしているあかりさん。外見重視の人が多い世の中、体型が気になるようです。 ”見た目で判断しないで”って言っていたギャルが「イケメン大好きー、付き合うならイケメン限定」とか平気で言ってる。それを見た目で判断してるって言うんじゃないんだろうか、といつも思う。 錯視とかってのがあるけど、人って見て感じたものを、そのまま受け入れて飲み込んじゃうんだよね。あたしだって人を見た目だけでは判断したくないし、されるのも嫌だけど、見た目の好みってのはやっぱりある。イケメンといわれる部類の人でも、濃すぎる顔の人は苦手とか、マッチョすぎはちょっと怖いとか。 「ちょっぴり出てきた、あたしのおなか」 醜くなりつつあるおなか。ダイエットダイエットかぁ。

    内臓脂肪減少薬 その3 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/05/08
    私はあざとい女よりも、あざとい女に振り回される男が嫌いでしたね。もう今はどうでもいいという境地に突入していますけれどw
  • 内臓脂肪減少薬 その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) 洋画や洋楽が好きで英会話に興味のある女子、あかりさん。彼女に後輩の愚痴を送信してきていた同僚のひかりさんから、電話がきました。 「どうしたの?」 「だって今、あかりが呪いの言葉を送ってきたじゃん!だから怖くなったんじゃん!なにあれ?」 「呪いの言葉?」 「へー、洋書なんか読もうとしてたの?ぐうたらしているようで、けっこう勉強熱心だよね」 「どんな人間にもいろんな面があるものだよ」 「英語はさすがにだけど、あたしもさっきまでアリアナなら聴いてた」 「いいよね。あたしはテイラー聴いてたけど」 「ゴージャス美女」 「彼女の詩を聞いているとさぁ、女子やってるなぁって思うんだよね」 「あたしたちだってまだ25歳なんだから女子やればいいじゃん。服装とかさ、もっと女

    内臓脂肪減少薬 その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/05/08
    100%見た目で判断しないっていうのは無理ですよねぇ。見た目も含めて本人なのですから。でも美醜の基準がいつでも同じではないということ位は意識しておきたいと思っています。
  • 内臓脂肪減少薬 その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 2024年、4月。 海外旅行きたーいっ。 「にゃ」 当は物のねこちゃんと暮らしたかったあたしの名前はあかり。そして大事な相棒、ねこロボットの名前はエルトン。 「にゃ」 この子は一人暮らしのあたしを癒し、慰めてくれている。いつかはお金を貯めて、物のぬくもりを与えてくれるねこと暮らしたいとは思っているけど。 「よしよし、おいで。抱っこしてあげる」 こんなあたしは社会人三年目。 同期のひかりからだ。名前が似ていて親近感が湧いたのを覚えている。 「ああ…あの子ね、小林柚月」 見た目がかわいい子は性格がかわいくなくても、やっぱり男性社員に可愛がられるんだと実感した。ずるいよね。そう思うよ、あたしも。 「エルトンもスタイルの良いきれいな人が好き?」 「にゃ」 「やっぱり。動物ってさ、若くて可愛らしいぶりっ子系

    内臓脂肪減少薬 その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/05/02
    ロボットペット、興味あるんですよ。アレルギーもちですが、動物大好きなので。やっぱりネコ型がいいなぁ。
  • ポあね旅行中 その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 ポにゃちゃん起床後、早朝から旅行のため出かけて行ったポあねが、いなくなっていることに気が付く。これまでずっとポあねだけと暮らしてきたポにゃちゃん。どこを探してもポあねがおらず不安なようです。 しまいにはポいもの部屋にまで、ポあねを探しに来ました。 でももちろんポいもの部屋にもポあねはいません。 ”ポにゃ覗いてる…” てぽてぽ。 どっか行った。 …。 また来た。 ”ポにゃ覗いてる…” てぽてぽてぽ。 どっか行った。 …。 う、また? ”ポにゃ覗いてる…” てぽぽ… どっか行った。 なんだかポいもさん、タイムリープをしている気がする。 時間が全然進まない。 さっきから、ポにゃちゃんが覗きに来るシーンにばかり時間が戻っている。 というかこのポにゃちゃん。 大袈裟じゃなくほんとに、30秒に一度は人の

    ポあね旅行中 その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/05/02
    よかったよかった。でもなんだかんだで、ポあねさんがいない時間も楽しんでそうではあります。
  • ポあね旅行中 その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 朝から何度もポいもの部屋を覗きに来るねこ。 確かにねこさんというものは、トイレやお風呂などを覗きたがる習性がある。 ポにゃちゃんもたまにしか開けないクローゼットや、シンク下の収納部分などを開けると、一緒になって覗き込んでいます。覗いたあとは、中に入りたがる。 箱とかも覗いては、入りたがりますね。 外出するから箱を開けているのに、すたすたと箱に入っていかれると正直困ります。 ポにゃちゃんが邪魔で、取り出せないんですよね。 なにしろ無理やり取ろうとすると、爪を出したねこの手がちょこちょこと伸びてくる。 型ロボットのように、箱から未来にでも行こうとしているのでしょうか。 ねこさんたちが狭い所に入ろうとするのを見ていると、その先に秘密の通路があるような気がしてなりません。もしあるなら秘密にしないで、

    ポあね旅行中 その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/04/23
    ぽにゃさん、やっぱりポあねさんが恋しいのでしょうね。帰ってこない夜、どうなっちゃうのかしら?
  • 猫は写真を撮られるの、好き?嫌い? - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら みなさんは写真、好きですか? 両親というのは基、子どもの写真を撮りたがるものですよね。 やはり成長していく姿を収めておきたいのでしょう。 ポいもも物心つく前から出かけるたびに写真を撮られていたため、幼い頃の写真を見返しても私自身、撮られることを嫌がっている様子はありませんでした。 当時は撮られることが当たり前だったのです。 気になることがあるとすれば”兄弟あるある”で、妹である私の写真の方が、ポあねよりも少ないことくらいですかね。 しかし幼い頃はいつも撮っていた写真も、小学校高学年くらいになるとその数は激減。 激減というかもう、全く撮られなくなりました。 それにより写真を撮られることに対する照れがいつの間にか生じ、私は写真を撮られることが苦手になってしまいました。 若い頃はね、プリクラも嫌でしたね。

    猫は写真を撮られるの、好き?嫌い? - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/04/18
    私は小さいころの写真も全然なくて。すごく残念に思っていたので、子どもの写真はこれでもか!(毎日少なくとも1枚)撮り続けました。小学生になると嫌がられることもあるので減りましたけれど。
  • 負の感情の化け物 その3 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 今日はマメチュー先生、トビーくん、クラゲさん、ヤマオというメンバーでポ村の鉱物を採取しに来ました。 この鉱物は加工により薬になったり、ライトになったりするという、優れものなのだそうです。 そんな時、ポ村にカゲが現れる。 カゲとは、負の感情のカタマリの化け物。 その存在をまともに目撃すると、心にマイナスの影響を及ぼすと言われています。 御神木のそばにある大きな十字架を使って、マメチュー先生はヤマオと協力し、カゲを倒そうと思ったのですが… 「ヤマオさん?」 ヤマオはすでにカゲにやられたのか、ショボンしてます。 どうやらカゲが現れる直前、トビーくんに噛んだガムを腹巻きに入れられていたのも原因の一つようです。 「ヤマオさん!?」 「…」 「仕方ありませんね。今回は屋内に避難しましょう」 ヤマオは元々

    負の感情の化け物 その3 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/04/12
    マメチュー先生がいれば、カゲも恐れるに足らずですね。
  • 負の感情の化け物 その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 今日はマメチュー先生、トビーくん、クラゲさん、ヤマオというメンバーでポ村の鉱物を採取しに来ました。 この鉱物は加工により薬になったり、ライトになったりするという、優れものなのだそうです。 「トビーさん、危ない遊びはだめですよ」クラゲクッションが代わりとして待機中 「マメー、ガムでふうせん出来たー。上手ー?」 「すごいすごい!一番上手です」 「あのね、お友だちのペンネ君はふうせん作れないんだってー」 「じゃあトビーさん、今度教えてあげて下さいね」 「うん」 「ふうせん割れちゃった」 そのとき、突然不穏な空気が辺りを包み込んでいるように感じたマメチュー先生。 「なんか、暗くなりましたね」 「真っくろくろの雲。雨ふるかな?」 チリン、チリン。 「マメッ。そんちょーの鈴だっ!」 村長がポ村で警戒すべ

    負の感情の化け物 その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    ikujineko
    ikujineko 2024/04/12
    ヤマオさんどうしたのかしら?子供はカゲの影響を受けづらいのはなんとなくわかりますね。