秋も深まりというわけではないが、イラク戦争についてつらつらと考えることが多くなった。米国中間選挙の結果を機に、日米ともにジャーナリズム的にはイラク戦争は間違った戦争という空気になっている。いや歴史的にもそういう評価が固まるだろうか。問題があったのは統治であって開戦ではないという議論は、だから間違った戦争ではないという反論にはならないだろう。イラク戦争が間違った戦争なら開戦そのものも間違っていたと、朝日新聞や小林よしのりのように息巻くほうが理が通っているようにも思える。私にはむずかしい問題だ。 米国政治の辛辣な批判者でもあり、いいだももの訳書からの馴染みでもあり、私も沖縄にいたとき米軍問題で支援のメールをもらったこともあるが……そうチョムスキー御大はイラク戦争についてなんと言っていたか。 ネットに”ZNet Iraq Noam Chomsky Interviewed"(参照)があり、その翻訳
スシ、刺し身が消える……11月17日からクロアチアで、高級魚クロマグロなどの漁獲規制強化を議論する「大西洋まぐろ類保存国際委員会」が開かれた。刺し身・すしネタとして馴染み深いマグロが、庶民の口、食卓から遠のくとマスメディアからも注目を集めている。しかし、遥かに深刻な研究発表が米科学誌「サイエンス」に11月初めに掲載されたのだ。ネイチャー・ニュースはこの研究を"Sayonara, sushi..."の刺激的なタイトルで伝えた。「スシが食べられなくなる 2048年までに世界の海産食品資源が消滅-新研究」(農業情報研究所)がカナダ・米国・英国・スウェーデン・パナマの国際研究チームによる仕事を紹介している。 「研究者は、生物多様性の喪失が海洋生態系にどれほど影響を与えるかを検証するために、世界各地の経験と50年以上の長期にわたる地域と世界の漁獲データを分析した。計算結果は、過去200年、沿岸の生物
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く