今日も朝刊には、「柏崎刈羽原発6号炉の「原子炉クレーンが破損している」との報道がある。昨日、東京電力が発表したものだ。また、東京電力の体質を表したさみだれ式発表である。重さ310トン、長さ35メートルという巨大なクレーンが動かなくなってしまったのだ。原子炉本体の圧力容器のフタを吊り上げ、原子炉内の点検をするのに不可欠な装置で点検が遅れるのは必至と伝えている。このニュースを読んで私は、さらに重大な事態がこの後に控えていると感じる。それは、たんなる予感ではない。22日に社民党第2次調査団で視察をした時に聞いた説明をここで再録することで、読者の皆さんにも懸念を共有してもらいたい。 私たちは、さみだれ式に東京電力が発表している「トラブル」(=炎上・倒壊・破損・漏水など限りなく地震を原因とした事故)が、原発の建屋の外にある施設に集中していることに注目していた。だから、22日の第2次調査団で現地に入る