【パリ支局】7月の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスで2年連続3度目の優勝を果たしたアルベルト・コンタドール(スペイン)が、大会期間中のドーピング(禁止薬物使用)検査で陽性反応を示したとして、国際自転車連合は30日、コンタドールを暫定的に資格停止にしたと発表した。検出された薬物は筋肉増強剤のクレンブテロールと見られるが、極めて微量のため継続して調査するという。コンタドールは30日にスペインで記者会見を開く予定。 ツール・ド・フランスでは06年に総合優勝したフロイド・ランディス(米国)が、ドーピング違反のため、優勝をはく奪されている。