小学生の長男にライターの火を押しつけたとして、和歌山県警岩出署は29日、同県紀の川市、パート従業員で母親の中尾愛子容疑者(32)を傷害容疑で逮捕した。 容疑を認めているという。 発表によると、中尾容疑者は2013年10月上旬、同市の自宅で、長男(当時9歳)の尻にライターの火を押しつけ、やけどを負わせた疑い。この事件とは別に今月7日、長男は意識不明の状態で病院に救急搬送された。長男の体に複数のやけどの痕やあざがあり、同署は中尾容疑者が日常的に虐待を加えていた可能性もあるとみて調べている。 13年のやけどについて、中尾容疑者は「食べ物の好き嫌いがあり、言うことを聞かないのでやった」と供述しているという。県子ども・女性・障害者相談センターによると、13年10月に虐待の疑いがあると通報を受け、家庭訪問していた。ただ、中尾容疑者から「体が腫れているのはアレルギーだ」などと説明を受け、経過観察を続けて