2013年10月31日10:00 カテゴリ中国関連外交 中国天安門の事件が予見すること 中国の北京、天安門で車が歩道に突っ込み、炎上、多数の死傷者が出ました。報道ではウイグル系中国人の関与が取りざたされています。中国では人口の9割以上を占める漢民族に対して残りが55の少数民族による構成となっています。ウイグル系中国人は中国の西側でイスラム教が多く、漢民族とはさまざまな生活風習などで相違し、独立運動の芽がしばしばおきているところです。一方、中国としては同地周辺に資源が大量にあるとされ、ウイグルは中国にとり死守すべき地域なことから衝突が頻繁に起きる原因となっています。 さらにチベットなどでも同様の問題が生じており、中国の民族問題の根の深さを表しているかと思います。 この事件でふと思ったのは仮にこれを契機に民族運動が中国西部を中心に活発になってくれば中国の軍備は西側に重点を置かねばならないという