「池袋が日本の第一印象だった」とオリバー・マイヤー(40)は言う。正確には「池袋駅」だ。電車が次々に入ってきて、すべてが満員----ドイツから初めて日本を訪れた20歳のマイヤーにとって、バスで成田空港から到着した池袋で見たプラットホームの光景は驚きだった。鉄道マニアではなかったが、彼はそれを機に日本人顔負けの「鉄ちゃん」に。今では日本の鉄道雑誌も読む。 一方、83年から計20年以上も日本で暮らすアントニー・ロビンス(49)は、イギリスにいったん帰国した91年にロンドンで「日本鉄道友の会」に出合った。ヨーロッパを中心に240人の会員をもつ、日本の鉄道の愛好家の団体だ。 名古屋近郊に住む2人は、共に愛知教育大学で教壇に立つが、イギリスやドイツから来日する鉄道マニアたちの「ツアーガイド」という顔ももつ。本誌・森田優介が愛知県の豊橋で話を聞いた。 ----日本の鉄道をどう思う? マイヤー 世界一で
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