3月末のWBC(世界ボクシング評議会)フライ級王座統一戦で、前王者亀田興毅(亀田)が判定負けした直後、父史郎氏が試合役員らに暴言を吐いた問題で、亀田ジムが加盟する東日本ボクシング協会(大橋秀行会長)は6日、臨時理事会を開いた。処分の決定は12日の理事会に持ち越されたが、亀田ジムの除名という最も重い処分を求める意見も出ている。 理事会ではジムの五十嵐紀行会長から事情聴取し、出席者から意見を聞いた。ある関係者は「除名という意見が多かった」と語っている。 除名の場合、ジムは選手の育成やプロモートなど、一切のプロ活動ができなくなる。興毅や弟のWBAフライ級王者大毅について、大橋会長は「選手は関係ない。兄弟にはボクシングに専念できる方向を作ってあげたい」と話し、移籍や協会側が身分を預かる形で、現役続行をサポートする可能性を示唆した。 また、WBCは6日、12、13日にメキシコの本部で懲罰委員会