コンピューターウイルスをインターネット上に公開・提供したなどとして、神奈川県警が昨年12月、小学生の男子児童3人を不正指令電磁的記録保管・同提供、同取得の非行事実で児童相談所に通告していたことが15日、わかった。 捜査関係者によると、ウイルスを公開・提供したとされるのは、大阪府の小学3年生(9)。動画投稿サイトを参考に作成し、昨年5~6月頃に公開した疑いがあり、調べに対し「たくさんの人を驚かせたかった」と話している。 このウイルスを取得したとされるのは、東京都の小学4年生(9)と山梨県の同5年生(11)で、同6月、それぞれネットからダウンロードした疑い。2人は「いたずらに使えそうだと思った」などと話している。 3人に面識はなく、サイバー攻撃をした形跡はなかった。ウイルスに感染すると、パソコンの画面上に真っ黒な画面が次々に表示されるという。