うちの子、実は天才なんです! 展示するわが子の絵画などを、親が堂々とそう言い切ってしまう「親バカ展」が、兵庫県高砂市米田町古新のカフェ「はま茶」で開かれている。並ぶのは自由な発想で仕上げた絵画や写真などだが、持ち込んだのは作者ではなく親ばかり。年齢制限もなく、例えば数十年前の作品を80代の親が持って来るケースも。29日までの会期中も作品を募り、会場を「親ばか愛」で満たしていく。(笠原次郎) 主催するのは、同カフェが入る同じ建物で美容室を経営する浜田健太さん(43)=同市。小中学校の絵画展では、金賞の常連だったという。同様に絵がうまかった親友との会話で、「血筋なのか、やっぱりうちの子も絵がうまいよな」と同意見で盛り上がった。そこから「親が子どもの作品を持ち寄って見てもらう」企画展を開くことに。知人約30人に参加を呼びかけた。 巧拙は問わず、創造力を尊ぶ親が愛する作品だけを集めた会場には、子ど
