開会式は夏のオリンピックで初めてスタジアムの外が舞台となりました。大会に参加する合わせて200ほどの国や地域の選手たちが、パリ市内を流れるセーヌ川で大小さまざまな舟に乗ってパレード。日本選手団は全体の93番目に登場し、ブレイキン男子でダンサーネームShigekixの半井重幸選手と、フェンシング女子の江村美咲選手が旗手を務めました。 開会式当日にフランス国内の高速鉄道TGVの複数路線で沿線設備が燃える事件が起き、警戒感が高まる中での開幕となりましたが、パレードの最中にはアメリカの人気歌手レディー・ガガさんの歌や、パリの老舗キャバレー「ムーラン・ルージュ」のダンサーたちによる踊りなども披露され、華やかな雰囲気で大会の盛り上げにひと役買っていました。空中に浮かび上がる聖火台も斬新でした。