過剰診断とは、 それによって自覚症状が現れたり、死んだりしないような病気を、その病気であると診断する事 です。これは、次のようなものではありません。 誤診 誤陽性(偽陽性) 1は、たとえばAという病気に罹っているのに、それをBという病気であると診断する事です。つまり、Bであると誤って判定しています。だから誤診。 2は、Aという病気を持っていないのに、その病気があるだろうと判定する事(陽性)です。たとえば、超音波検査などの1次検査で陽性判定が出た後、細胞診などの精密検査で陰性(その病気で無いであろうとの判断)が出た場合、そしてその陰性判定が正しかったとすれば、1次検査の結果は誤陽性だった、と言えます。 誤診は、病気である/無い と診断を確定するプロセスでの誤りですが、病気と確定させる判定も陽性の一種であると考えると、広い意味での誤陽性とは言えます。ただし、ある病気と判定してそれに応じた処置を