1 『ネットと愛国』読了。刺激的。良書。 「在特会」をきっちりと取材していることがまず凄い。取材者の安田浩一は、「在特会」の心情に沿おうとして努力している。そこが立派だ。 そこから浮かび上がる、「鬱憤晴らし」だけが目的である「在特会」の姿というのも凄い。 読んで諸々連想した。私と「在特会」は色々似ているから。ネットを「市民活動」のツールにしている(していた)ところとか。ネットというインフラの中から生まれたのが表現規制反対運動と「在特会」だ。だからファシズムとボルシェヴィキズムが姉妹な程度に私と「在特会」は兄弟だ。 「在特会」関係者が「ネットDE真実」に目覚めたのは2000年以降が多いようだ。意外と遅いな、と思った。プチナショナリズムが懸念されたのはそれより5年くらい前だ。ネオリベラリズム的「空気」というかそういうのを吸って誕生したものだろうな、とか思う。 「在特会」が彼ら自身のことを「市民