『ネットと愛国』読了 - カルトvsオタクのハルマゲドン／カマヤンの燻る日記

1 『ネットと愛国』読了。刺激的。良書。 「在特会」をきっちりと取材していることがまず凄い。取材者の安田浩一は、「在特会」の心情に沿おうとして努力している。そこが立派だ。 そこから浮かび上がる、「鬱憤晴らし」だけが目的である「在特会」の姿というのも凄い。 読んで諸々連想した。私と「在特会」は色々似ているから。ネットを「市民活動」のツールにしている（していた）ところとか。ネットというインフラの中から生まれたのが表現規制反対運動と「在特会」だ。だからファシズムとボルシェヴィキズムが姉妹な程度に私と「在特会」は兄弟だ。 「在特会」関係者が「ネットDE真実」に目覚めたのは2000年以降が多いようだ。意外と遅いな、と思った。プチナショナリズムが懸念されたのはそれより5年くらい前だ。ネオリベラリズム的「空気」というかそういうのを吸って誕生したものだろうな、とか思う。 「在特会」が彼ら自身のことを「市民

[hokusyu]

左翼って、今でもそんなにネットやってないひと多いよ。９０年代にパソコン通信から移行したようなネットの中心層が保守的なテクノクラートばっかだったので、2000年代前半には手遅れだったんじゃないの？

[kowyoshi]

カマヤン氏による安田浩一著「ネットと愛国」の感想／ギンギンとかのブコメ見ると、彼らもまた救済されなかった人たちなんだなあと(ry

[hiroujin]

『「左派」運動が、ネット弱者を捕り入れなかった・救済しなかったことにある程度責任』　これは大いにあると思う。『丸山眞男をひっぱたきたい』の赤木智弘氏を突き放した左翼論陣の冷たさはその典型例だろう。

[arama000]

まあ、「排外主義」自体も糞だけど、在特会を見てると本にも書かれているとおり「思想」と呼べるような「高尚」なものはないと思うのですよ。

[zakinco]

『彼らは「在日の人々に与えられている以上の社会保障を自分たちにくれ」と本当は叫んでいるのだが、自分がそう叫んでいることに生涯気づかないし、そう指摘されることを全力で否定するだろう。』

[lotus3000]

北守氏の証言が興味深い。

[hitouban]

m-っちがヨソで「ﾈﾄｳﾖを復古運動と見るのが誤り」と云ってたのも合わせれば、カルト保守側の表現規制に反対する事に何ら自己矛盾を感じてなさそうなのも道理かな。

[kogarasumaru]

"ファシズムとボルシェヴィキズムが姉妹な程度に私(表現規制反対運動)と「在特会」は兄弟だ"(カッコ内は小烏丸補足)/ここの部分が難しいけど、表現規制反対運動全体はともかくkamayanさんはボルシェビキではないのでは

[futab]

"彼らは「セカイ系市民運動」をしている。「在日」というキーワードは彼らにとって「世界の果」を意味している"