デビュー35周年で5年ぶりに復活したロックバンド、サザンオールスターズが22日、宮城・利府町の宮城スタジアムで全国ツアーの最終公演を行った。 サザンとして、宮城に立つのは2005年10月以来、実に8年ぶり。涼しい風がそよぎ、秋の気配が漂う会場でボーカルの桑田佳祐(57)が叫んだ。 「帰ってきました! 東北のみなさ~ん!!」。その瞬間、5万人から割れんばかりの大歓声だ。 桑田にとって、宮城は特別な地。東日本大震災から半年後の一昨年9月に、初期の食道がん手術後本格復帰ライブを行ったのが、宮城セキスイハイムスーパーアリーナ。昨年も復興支援の思いを込め、全国ツアーのスタート地に同所を選んだ。 そして、9・22。サザンの最終公演に選んだのは宮城スタジアム。同所で公演が行われるのは震災以降初となる。 【続きを読む】