文楽協会への補助金凍結を表明している大阪市の橋下徹市長は26日夜、国立文楽劇場(大阪市中央区)で文楽の古典「曽根崎心中」(近松門左衛門作)を鑑賞した。橋下市長は鑑賞後、記者団に「古典として守るべき芸だということは分かったが、新規のファンを広げるためには台本が古すぎる」と苦言を呈し、演出方法を現代風にアレンジするなどの工夫を求めた。 橋下市長は大阪府知事だった09年に初めて鑑賞した際、「二度と見にいかない」と酷評した。この日は、「もう一度古典を見たい」と鑑賞した。 市は今年度の補正予算案で、文楽協会への補助金を昨年度比25%減の3900万円計上。橋下市長は技芸員(演者)が公開での面談に応じなければ補助金を支出しないとの考えを表明し、非公開での面談を求める協会側とのすれ違いが続いていた。この日は、鑑賞後に技芸員の楽屋も訪れ、非公開で懇談。公開での面談を改めて要望したという。【津久井達】
◇主観的情報、ワクチンに 新聞各紙は、6月7日午前、東京電力福島第1原子力発電所の事故原因解明や安全規制のあり方を検討する事故調査・検証委員会の初会合が開かれたと報じた。委員長が畑村洋太郎氏だと聞いて、少しだけ明るい気分になった。 氏が「原因究明を優先するため責任追及はしない」と語ったことで、早くも不安を抱いた方もいるかもしれない。たしかに、氏が語ったという、原因究明と責任追及の関係については、少し説明がいるだろう。 畑村氏は知る人ぞ知る「失敗学」の創始者で、科学技術分野における主要な失敗の事例を系統的に分析してきた第一人者である。手近なパソコンでいちど、お暇な折に「畑村洋太郎のすすめ 畑村創造工学研究所」で検索してみてほしい。そこに載っている「失敗知識データベース」は、知りたい人が知りたいときに、知りたい中身を、欲しい形で利用できるように工夫されていて、圧巻だ。 畑村氏の考え方の基本は「
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