炎天下、皆既日食ツアーを運営する近畿日本ツーリストや地元のスタッフらによって急ピッチでテントの設営が進む諏訪之瀬島。22日には諏訪之瀬島には約500名の観測者が上陸する=16日午後、鹿児島県十島村(トカラ列島)の諏訪之瀬島(古厩正樹撮影)(写真:産経新聞) 今世紀最長の皆既日食が22日に見られるのを前に、陸上では最良の観測ポイントとなる鹿児島県のトカラ列島(十島村)に、招かれざる上陸者が続出している。620人が7つの島に分かれて暮らす村では、皆既日食の前後1週間はツアー客以外の入島自粛を促しているが、34万2千円からと高額なツアーに参加しない“自粛破り”の上陸者が20人以上現れ、関係者を悩ませている。 村では「日食観測者が大挙、来島すれば村内は大混乱する」と、日食ツアー客の受け入れ業務を大手旅行代理店に委託した経緯がある。代理店によると16日現在、諏訪之瀬島(すわのせじま)に10人程度、