国内で使われている衣料品の洗濯絵表示が変更される。経済産業省は、日本工業規格(JIS)表示を改正し、平成26年度にも国際標準化機構(ISO)が定めた国際規格に合わせる方針だ。現行の22種類から41種類と大幅に増えるうえ、長年親しまれてきた表示の変更に混乱も懸念される。どんな点に注意をすればいいのか。(油原聡子)基本は「たらい」 洗濯絵表示は、家庭用品品質表示法で洋服のラベルなどに記すことが義務付けられている。輸入品でも、日本国内で販売する場合は国内向けのラベルを付けなくてはならない。 「海外で買った服の洗濯の絵表示が分からない」「日本と海外の洗濯絵表示が両方ついているが、どっちに従えばいいのか」。消費者庁にはここ数年、こんな問い合わせが寄せられるようになった。国際規格に統一すれば、こうしたケースはなくなる。 国内で使われている絵表示は日本語も交じえたもので、「洗濯機」や「服」などの絵で分か