警察の速度取り締まり機の機能を妨害する特殊な装置を車に取り付けたとして、愛知県警は2日、電波法違反(無線局不法開設)の疑いで、名古屋市名東区の無職男性(43)を書類送検した。 県警によると、装置は「レーダージャマー」と呼ばれ、高出力の電波を出すことから、レーダーを向けても速度が測れなくなる場合がある。インターネットなどを通じて出回り、2万~3万円で販売されているという。レーダージャマーの摘発は、県内では初めて。 送検容疑では、6月23日午後3時15分ごろ、同市名東区の国道302号で、自ら運転する普通乗用車のダッシュボードにレーダージャマーを取り付け、国の許可なく電波を発信したとされる。県警によると、容疑を認めている。(中日新聞)